虫歯を放置するとどうなる?
顎や心臓などへの影響も?!
「歯が痛い。虫歯かも..」と思っても、「歯医者さんは苦手」とか「治療は痛そうだし、怖い」と感じ、受診を遠のいてしまう方もいるのではないでしょうか。
実は、虫歯は放置すると痛みが強くなるだけでなく、細菌が副鼻腔や顎、心臓、脳へ達して重症化することもあります。
ここでは、「虫歯を放置するとどうなる?」という歯医者さんに聞きづらいお話を解説致します。
虫歯の放置で起こる問題
歯並びや噛み合わせが悪くなる
虫歯が進行して歯に大きな穴が空くと、歯同士が支え合えなくなり、歯並びや噛み合わせが悪くなることがあります。
激しい痛み
虫歯が進行すると、細菌の感染が歯の神経や顎の骨に広がり、「痛くて寝れない」、「頭痛がする」、「顎が痛い」などの激しい痛みを感じることがあります。
抜歯の可能性
虫歯を放置すると、虫歯菌の感染が歯全体に広がり、最悪の場合には歯を失う可能性があります。
副鼻腔炎
上の奥歯の根は副鼻腔(鼻の横〜頬の奥にある空間)に非常に近いため、虫歯を放置すると副鼻腔炎を起こすことがあります。
骨髄炎
歯の周囲は顎の骨に囲まれているため、虫歯を放置すると、顎の骨まで感染や炎症が広がり、顎の骨が溶けたり、激しい痛みが出ることがあります。特に糖尿病や関節リウマチ、慢性腎不全(透析を受けている)など免疫力が低下している方の場合には発症率が高く、重症化しやすくなります。
薬剤関連顎骨壊死
骨粗鬆症やがんの骨転移、骨の病気(多発性骨髄腫)の治療薬などを使用中の方の場合、重度の虫歯になると、顎の骨が壊死する「薬剤関連顎骨壊死」を発症することがあります。
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感染性心内膜炎
虫歯が進行すると、血液中に細菌が侵入し、血流に乗って心臓に到達して感染を起こし、感染性心内膜炎を引き起こすことがあります。
特に心臓の持病がある方や人工弁手術歴のある方は感染性心内膜炎のリスクが高くなります。
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脳膿瘍
虫歯を放置して細菌が脳に到達すると、脳に膿がたまる(脳膿瘍)ことがあります。虫歯が原因の脳膿瘍は約3〜13%ですが、死亡率が高い(約20%)病気です。
虫歯を予防するために
虫歯には種類があり、痛みが出ないこともあります。「歯が痛いけど、様子を見ていたら痛みが落ち着いた」、「歯が黒いけど、放置していた」などの場合、抜歯のリスクだけでなく、顎や副鼻腔、心臓などに細菌が広がることもあります。
虫歯の予防は日常の丁寧な歯磨きのほか、定期的な健診や歯のクリーニングが大切です。当院では痛みのない健診や歯のクリーニングのご相談(保険適用)を承っております。ご不明な点等ございましたら、お気軽にご相談ください。
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