痛みの少ない歯の治療
安心して治療を受けられるために
歯の治療は「痛い」・「怖い」というイメージを抱いている方は少なくありません。
当院では不安や恐怖心を解消し、安心して治療を受けていただけるために、様々な設備や手法を導入し、笑顔と思いやりを持って対応させていただいております。
目次
まずはご相談から
当院ではご満足いただける治療を実現するために、まずお悩み・お困りごとを拝聴することが第一と考えています。
事前に、現在の口の中の状況と様々な治療方法について、解説させて頂きます。また治療方法は患者さんの希望を伺った上で、一緒に作っていきます。ご不明な点等ございましたら、いつでもお気軽にご質問ください。
またご相談のみのご来院でも構いません。いきなり治療をすることはございませんので、どうぞ安心してご来院ください。
痛くない治療の取り組み
痛くない麻酔の取り組み
表面麻酔
表面麻酔とは、注射前に歯茎に表面麻酔を塗る麻酔薬です。事前に粘膜の感覚を麻痺させて、注射の痛みを抑えることができます。
またフルーツの香りがするため、治療前の不安・恐怖心を和らげる役割もあります。
極細の針の使用
針は細いほど、注射をするときの痛みが少なくなります。当院では、業界の中でも最細の35Gの針を採用し、痛みによる負担を少なくしております。
麻酔の針のサイズ | 針の直径 |
---|---|
33G | 0.26mm |
35G | 0.23mm |
麻酔薬の注入の工夫
痛みの感じにくい歯茎から
麻酔をする際、まず痛みの感じにくい歯茎の部分に麻酔を始め、粘膜の感覚を麻痺させます。その後、十分に麻酔を効かせたい所に麻酔を追加すると、痛みをほとんど感じずに、効果的に麻酔を行うことができます。
電動麻酔器
電動麻酔器は、痛みに関連する麻酔の「注入速度」や「注入圧力」をコンピューターで自動制御し、痛みを和らげてくれる機械です。
緊張や不安を和らげる鎮静法
緊張や不安、恐怖心は痛みを強くさせることがあります。
当院では、痛みを少なくする方法として、笑気吸入鎮静法(気分を落ち着かせる麻酔ガスを使う方法)も導入しております。
なるべく歯を削らない・神経を抜かない治療
当院では痛みをできるだけ抑えるために、可能な限り歯を削らない・神経を抜かない治療方法・薬剤・器機を導入しております。
痛くなる前の予防!定期健診
歯の治療が痛い・怖いと、歯医者さんに定期的に行くことができず、虫歯や歯周病は悪化し、痛みや腫れが起こりやすくなる悪循環に入ってしまいます。
一方で、定期健診で虫歯や歯周病の重症化を防ぐと、「痛くない」・「怖くない」・「削らない」・「抜かない」治療に繋がりやすくなります。
当院では、歯医者さんが苦手な方でも安心していただける定期健診やクリーニングを実施しております。
麻酔が効かないことはある?
麻酔が効かないことはありませんが、次の場合には麻酔が効きにくいことがあります。
- 痛みや腫れが強いとき
- 下の奥歯
麻酔が効きにくいときは麻酔の種類を変更したり、量を調整することで、麻酔を効かせることができます。
当院では麻酔の効きや体調を確認しながら、治療を進めます。麻酔が効かないまま、治療をすることはありませんので、どうぞご安心ください。また麻酔の追加をご希望の場合や体調がすぐれないときは、遠慮なくお申し出ください。
麻酔が効きにくい場合の取り組み
抗生物質や痛み止めの服用
痛みや腫れが強いと麻酔が効きにくいため、いったん抗生物質(抗菌薬)や痛み止めを服用し、炎症を抑えます。炎症が落ち着くと麻酔が正しく効くため、負担なく治療を進められます。
よく効く部分に麻酔を追加
痛みの少ない場所に麻酔をして感覚を麻痺させた後、よく効く部分に麻酔を追加することで、麻酔を効率よく効かせることができます。
時間をおく
麻酔が効きにくい場合には、長めに時間をおいて麻酔が浸透するのを待つこともあります。
伝達麻酔
伝達麻酔は親知らずの奥の粘膜に行う麻酔で、通常の部分麻酔よりも効果的に麻酔を効かせられます。
笑気吸入鎮静法との併用
緊張や恐怖、不安感は痛みを増幅させることがあります。笑気吸入鎮静法は麻酔ガスを吸入し、緊張や恐怖心を和らげ、リラックスした状態で治療を受けることができます。
なぜ、麻酔が効きにくいことがある?
痛みや腫れが強いとき
痛みや腫れが強いと患部が酸性に傾くため、麻酔が浸透しにくくなります。抗生物質や痛み止めを内服して症状が落ち着くと、麻酔も正しく効くようになります。
下の奥歯
下の奥歯の骨は厚く、他の部分に比べると、麻酔が浸透しにくいことがあります。下の奥歯の麻酔では、効きやすい場所に麻酔を追加したり、少し時間を置くなどの工夫して、十分麻酔を効かせます。
よくお酒を飲む人は麻酔が効きにくい?
普段からお酒をよく飲む方でも、通常、歯医者さんの部分麻酔が効きにくくなることはありません。
しかし、部分麻酔と別の「静脈麻酔薬(点滴で眠くなるようなお薬)」は、お酒をよく飲む人に効きにくいという報告もあります。
歯の治療後の痛みは?
歯の状況によっては、治療後に痛みを感じることがあります。治療後の痛みの発生を予防には、早期の治療が有効です。
- 虫歯がひどい(神経とすれすれ)
- 菌や膿がたくさんたまっている
- 炎症が強い
- 歯の神経が弱っている
その他、すでに上記に当てはまる方でも、痛みに最大限配慮した治療を提案致します。ご心配な方は、何でもお気軽にご相談ください。
まとめ
当院では痛みに配慮した治療を行うために、様々な設備や手法を取り入れております。ただ、痛くない治療(無痛治療)を実現するには定期健診やクリーニングもとても大切です。
定期健診は虫歯や歯周病の予防、さらに早期発見・早期治療へつながり、歯への負担も減らせたり、治療回数や期間、費用を抑えることもできます。
痛くない治療をお探しの方や歯科治療が苦手な方は、お気軽にご相談ください。
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