歯のお話

3年ぶりの皆既日食!ムーン歯とは?

3年ぶりの皆既日食!
ムーン歯とは?

妊婦さんの画像

今夜は皆既月食(月が地球の影に完全に入る)🌕 なんと、2022年11月以来とのこと。

月食は太陽・地球・月が一直線上に並ぶときに起きる現象ですが、皆既月食中、月は真っ暗になるわけではなく、

赤黒く見えるそう😳

ところで、月といえば、ムーン(Moon)🌕ですが、「ムーン歯」をご存知でしょうか?

ムーン歯とは?

ムーン歯とは、先天性梅毒を原因とする形の異常な歯を指し、上下の奥歯にみられます。

ムーン歯は通常より歯の大きさが小さく、噛み合わせの面が平べったい形をしています。

※同じく梅毒を原因とし、上の前歯に形の異常を認める場合は「ハッチンソン歯」と呼びます。

 なぜムーン(Moon)?

イギリスの外科医Henry Moon氏が報告したため、この名がついています。

先天性梅毒とは? 

先天性梅毒とは、お母さんが梅毒に感染している場合、胎盤を介して赤ちゃんにも梅毒が感染してしまうことをいいます。

 先天性梅毒の報告例数

まず梅毒感染者数は2013年以降、増加傾向にあり、2024年の全国年間梅毒患者数は14,663人と報告されています。

また日本産婦人科医会の調べによると、梅毒に感染している妊婦の数も増えており、2016年の約5倍になっています。

先天性梅毒の年間報告数は2013年までは年間10例以下でしたが、2023年は37例、2024年は30例に増加しています。

まとめ

歯の形や色に気になるものがあるとき、個性ではなく、何らかの原因があることもあります。また異常な歯の場合、予防処置が必要なこともございます。

異常に気づいた場合は、歯医者さんに相談してみましょう。

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