歯のヤニ取り
歯磨きで落とせない?!タバコのヤニとは?
「タバコのヤニで歯が黄色いのが気になる」…そんなお悩みをお持ちの方も少なくありません。硬くなったヤニは、歯磨きで簡単には落ちません。また歯に付着したヤニは放置すると、歯垢や歯石がつきやすくなり、歯周病や虫歯の原因にもなります。
ここでは、タバコのヤニの正体や歯を美しく健康に保つための秘訣などを解説致します。
目次
タバコのタール(ヤニ)とは?
タバコのタール(ヤニ)とは、煙の中に含まれる一酸化炭素やガス成分を除いた成分の総称です。タール(ヤニ)は独特の臭いがあり、約70種類以上の発がん性物質や有害物質を含んでいます。またタールは粘りがあってザラザラしているため、歯垢や歯石が付着しやすくなります。
喫煙者は歯が黄ばみやすい
喫煙すると唾液の分泌量が低下し、唾液の洗浄作用が弱まり、歯垢がたまりやすく、口の中の細菌も繁殖しやすくなります。
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タバコのヤニを取る方法は?
自分で取ることはできる?!
タバコのヤニは歯石と一緒に歯に硬く付着しています。爪や鋭利なもので無理に取ろうとすると、歯や歯茎を傷つけてしまうこともあります。
歯を傷つけずにヤニを取り除くには、歯医者さんで歯のクリーニングを受けることがおすすめです。歯磨きで取れない硬くなったヤニなどを綺麗に落とすことができます。
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喫煙に関連する口の中の病気
喫煙は歯茎の血流の悪化や唾液量の低下を引き起こし、歯茎の抵抗力の低下と細菌の繁殖につながります。その他、口臭や口腔がんの発症リスクの増加、歯茎の黒ずみなど多くの問題が発生します。
☟下の表は縦横にスクロール(移動)できます。
部位 | 病気・症状 | |
---|---|---|
能動喫煙(喫煙者本人) | 口の粘膜 |
|
歯茎 |
|
|
歯 |
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|
舌 |
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唇 |
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その他 | 口臭、唾液の性質の変化 | |
受動喫煙(喫煙者の近くにいる人) | 歯茎 |
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乳歯 |
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妊婦喫煙 | 胎児 |
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歯周病とタバコ
喫煙者は非喫煙者と比べ、約2〜6倍歯周病になりやすいと報告されています。また喫煙者は歯茎の血流が悪いため、歯茎が出血しにくく、特に歯周病に気づきにくい特徴があります。
放置できない歯周病
歯周病は進行してもほとんど自覚がない一方で、歯を失う原因第1位の病気です。歯磨きで取れない歯垢を放置すると、歯周病は徐々に進行し、歯を支える骨が溶け、やがて歯がグラグラして抜けてしまいます。
まとめ
タバコのヤニが歯にくっつくと歯垢・歯石がつきやすくなり、虫歯や歯周病、口臭などにつながります。歯のクリーニングで定期的にタバコのヤニを取り除くことで、綺麗で健康的な歯に近づくことができます。
当院では歯の着色汚れ、ヤニ取り、また口腔がんの検診も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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