歯のクリーニング(歯垢・歯石取り)

歯石取りをする歯科衛生士の画像

歯のクリーニング(歯垢・歯石取り)は歯垢や歯石、ステイン(茶渋や黄ばみ)などを取り除き、虫歯や歯周病、口臭などの予防につなげることが目的です。

近年では、虫歯や歯周病が全身の健康に影響を及ぼすことが明らかになっています。歯のクリーニングは、歯と全身の健康を守ることにもつながります。

このページは、歯のクリーニング(歯垢・歯石取り)の内容について、ご紹介致します。

*当院では、痛みや持病などに配慮した歯のクリーニングも行っております。「痛くないか心配..」、「なるべく苦しくない姿勢でやって欲しい」、「お口を長時間開けられない」などでお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

歯のクリーニングとは

歯のクリーニングとは歯の表面についた歯垢や歯石、歯の黄ばみを専門的な器材を使って取り除き、歯を綺麗にする方法です。歯のクリーニングは「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」とも呼ばれています。

効果

虫歯菌や歯周病菌を減らす

虫歯に強い歯を表す画像

口の中には約700種類以上かつ数億匹以上の細菌が生息し、歯の表面には日常的に歯垢(ねばねばとした細菌の塊)が付きます。定期的な歯のクリーニングでは、歯磨きで取れない歯垢や歯石を取り除くため、虫歯や歯周病の予防、さらに健康で綺麗な歯を保ちやすくなります。

歯垢とは

歯周病を放置するとどうなる?

虫歯を放置するとどうなる?

口臭の予防

歯の着色と口臭の画像

口臭の主な原因である歯周病です。歯周病対策は口臭対策でもあり、歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)まで丁寧に優しくお掃除致します。

口臭が気になる

口臭の原因

全身の健康のために

近年では、歯周病が全身の病気(糖尿病や心臓病、脳卒中等)につながることが明らかになっています。全身の健康ためには、お口を健康にすることがとても大切なのです。

歯周病と全身の病気

歯磨きで取れない歯石の除去

歯垢から歯石への時間的変化

磨き残しの歯垢は数日経つと、唾液の歯磨きでは取れない歯石へと変化します。歯石はザラザラしているため、細菌や汚れの温床になり、歯肉炎や歯周病(歯槽膿漏)を悪化させる要因です。

定期的な歯のクリーニングは専門の器材で歯にこびりついた歯石を取り除き、歯周病の進行を防ぎます。

歯石とは?

歯垢とは?

歯石取り

歯の黄ばみ、黒ずみ、ステインの除去

コーヒーやタバコによる歯の着色を示す画像

コーヒーやお茶類、ワイン、カレーなど日常の食事に含まれる着色色素(ステイン)が歯にこびりつくと、歯の黄ばみや黒ずみを招きます。

歯のクリーニングではこびりついた歯の黄ばみや黒ずみを取り除き、天然の歯の美しさを取り戻します。白く綺麗な歯は、清潔で明るい印象を相手に与えてくれます。

歯を白くする方法

歯の変色・着色

タバコのヤニ 

タバコを吸う方の多くは、歯の黄ばみが生じます。タバコのヤニ(タール)は粘りがあって黒〜茶色いため、歯にくっつくと、歯の黄ばみの原因になります。

またタバコのヤニの表面は凸凹があり、歯垢や歯石がつきやすく、放置すると虫歯や歯周病の悪化につながります。

費用は?保険適用?

説明をする歯科医療従事者の画像

歯の歯垢・歯石取りは保険適用で、約1,500〜3,000円(健康保険証3割負担の方)となることがほとんどです。

*歯の本数やレントゲン撮影の有無によって多少前後することがあります。

まとめ

歯のクリーニング(歯垢・歯石取り)は、歯の病気だけでなく、全身の健康の予防にとても大切です。歯の本数が少なくなるとおいしく食事が摂れず、栄養が偏ったり、片側だけで噛んでいると、残りの歯に過度な負担がかかりやすくなるなど悪循環に入ることも珍しくありません。

当院では、全身の健康のためにお口の健康を守ることを大切にして取り組んでおります。ご不明な点やご要望等ございましたら、お気軽にご相談ください。

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