歯を削らない・神経を抜かない虫歯治療

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ご自分の歯を長持ちさせるためには、定期的な健診やクリーニングが大切です。しかし、もし虫歯になってしまった場合には、

なるべく「歯を削らない・神経を抜かない虫歯治療」を行うことで、歯への負担や痛みの少ない治療を実現できることがあります。

ここでは、「歯を削らない・神経を抜かない虫歯治療」の種類や特徴などについて、解説致します。

  • MTAセメント
  • 3Mix療法
  • ドックベストセメント治療
  • カリソルブ

MTAセメント

歯を大切にする画像

神経すれすれの大きな虫歯から神経を保護し、なるべく神経を抜かないためのお薬です。

1998年に欧米で治療開始され、日本では2007年に販売開始されました。

他の治療方法(3Mix療法、ドックベストセメント治療、カリソルブ)と比べ、国内外の治療実績が多く報告されていることが最大の特徴です。

(詳細記事)

MTAセメント

カリソルブ

歯を守る画像

カリソルブというジェル状のお薬で虫歯を軟らかくして、小さな耳かき・スプーンのような専用器具で手作業で虫歯を取り除く方法です。

*1998年に欧米で治療開始され、日本では2007年に厚生労働省に認可されました。

カリソルブ

3Mix法

歯を削らない・神経を抜かない虫歯治療(3Mix療法)

虫歯をあえて残した状態で3Mix(3種類の抗生物質を含む)のお薬を塗布し、虫歯菌を無菌化する治療方法です。

*1980年後半に、新潟大学カリオロジー研究グループの先生らによって開発された方法で、複数の論文や教科書にも掲載されています。

ドックベストセメント

神経ギリギリの虫歯部分に、銅などのミネラル成分を含むドックベストセメントというお薬を塗布して、虫歯を殺菌する治療方法です。

*1990年代にアメリカで開発され、日本では2006年ごろから治療開始・普及されました。

各治療方法の比較

☟下の表は、縦横に移動(スクロール)できます。

MTAセメント 3Mix療法 ドックベストセメント カリソルブ
特徴 虫歯を取り除いた後、神経を保護する目的で使用 神経と近い虫歯は残し、お薬で殺菌する治療方法 虫歯を軟らかくして、専用器具で手作業で取り除く方法
厚生労働省の認可
歴史 1993年にアメリカで開発 1980年後半に新潟大学で研究開発 2002年にアメリカで製品化 1998年にスウェーデンで開発

まとめ

歯の健康を提案するスタッフの画像

なるべく歯を削らない・神経を抜かない虫歯治療方法は、それぞれに特徴があります。

一方で、すべての虫歯に適応になるわけではなく、早い段階で虫歯治療をするほど、神経を温存できる可能性が高まります。また定期的な健診やクリーニングと併せて行うことが効果的です。

歯がしみる・痛い、歯が黒いなど気になる点があれば、早めに歯医者さんに相談しましょう。

削らない・神経を抜かない歯の治療をお探しの方は、お気軽にご相談ください。

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