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睡眠について

睡眠は主に脳や身体の休息(回復)、記憶の定着・整理、老廃物の除去などの役割を担っており、健康な生活を送るには適切な睡眠の量や質が大切です。

また近年、睡眠に大きな影響を与える病気として睡眠時無呼吸症候群などが知られ、さまざまな病気や交通事故を引き起こすため、大きな社会問題となっています。

睡眠のしくみ

睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」という2種類の睡眠があり、睡眠の深さが周期的に変化します。この2種類の睡眠が交互に出現し、一晩の睡眠の中で約3〜5回繰り返します。

睡眠の種類

ノンレム睡眠(NREM:Non Rapid Eye Movement/Stage N1〜3)

全体の睡眠の約7〜8割を占め、体も脳も休んでいる状態です。眠りの深さによって浅いノンレム睡眠(stageN1とN2)深いノンレム睡眠(stageN3)に分けられます。

特徴
  • 体も脳も休んでいる状態
  • 眠りの深さによって3段階(N1〜3)に分類されている
  • 約60〜70分持続

レム睡眠(REM:Rapid Eye Movement/Stage R)

全体の睡眠の約20〜25%を占め、主に筋肉など体が休んでいる状態で夢を見ることが多い段階といわれています。

特徴
  • 体は眠っていて、脳は目覚めている状態
  • 夢を見ることが多い
  • 記憶の整理
  • まぶたの下で眼球がきょろきょろと動いている
  • 約10〜30分持続する
レム睡眠とノンレム睡眠の比較
レム睡眠 ノンレム睡眠
働いている 休んでいる
休んでいる 働いている
眼球 早く動く ほぼ動かない
呼吸や心拍、血圧など 不規則に変化 安定
各睡眠の割合
睡眠の種類 割合
レム睡眠 約20〜25%
ノンレム睡眠(Stage N1) 約5〜10%
ノンレム睡眠(Stage N2) 約40〜50%
ノンレム睡眠(Stage N3) 約10%
覚醒(目覚め) 約5%

睡眠の流れ

ノンレム睡眠からレム睡眠へ

一般的な睡眠

睡眠の前半では深い睡眠(ノンレム睡眠)が多くなり、睡眠の後半ではレム睡眠が多くなります。

加齢とともに深い睡眠の割合は少なくなり、浅い睡眠や睡眠途中での目覚めなどが起きやすくなります。

睡眠時無呼吸症候群

寝ているときに呼吸が止まり、睡眠が浅くなってしまう病気です。

無呼吸の発作は主に浅い睡眠の段階で発生し、睡眠が浅くなって呼吸が再開されるという異常を繰り返すため、深い睡眠(ノンレム睡眠のStageN3)へ進むことができず、深い眠りがとれない状態が続きます

さらに日中の眠気のほか、酸素を十分に体内に取りこめないため、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などの合併症を引き起こしやすくなります。

いびき、睡眠時無呼吸症候群

歯ぎしり

歯ぎしりは、深い眠りから浅い眠りへの移り変わる不安定な睡眠段階で発生するといわれています。歯ぎしりは自分で抑えることはできず、習慣的に繰り返すと歯が欠ける/割れる、あごの関節が痛い、口がうまく開けられないなどの問題を併発することがあります。

歯ぎしり

歯ぎしりと睡眠の深さ


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