保険の入れ歯で十分?!
保険適用と自費の入れ歯の違いとは?

保険の部分入れ歯の画像

「保険適用の入れ歯と自費の入れ歯とは何が違うの?」と感じる方は多いのではないでしょうか。保険適用と自費の入れ歯は費用面のほか、材質が異なるため、特徴も大きく異なります。

ここでは、あまり知られていない保険適用と自費の入れ歯の違いを徹底比較し、解説致します。

知っておきたい!
保険適用と自費の入れ歯の違い

保険適用の入れ歯 自費の入れ歯
材質
  • プラスチック(レジン)
  • 金属のバネ(金具)
  • 柔軟性のある特殊な樹脂
  • 金属(チタンなど)
  • シリコン
違和感・異物感 大きい 小さい
厚み 厚い(約2.5mm以上) 薄い(最小約0.4mm)
見た目 目立つ 綺麗
耐久性 低い 高い
噛みやすさ 噛みにくい 噛みやすい
汚れ・臭い つきやすい つきにくい
精密さ 低い 高い
費用 保険適用のため、自己負担額を抑えられる。 保険適用外のため、自己負担額が大きい。

保険の入れ歯

保険適用の部分入れ歯の画像

保険の入れ歯の場合、

  • プラスチック製で厚みのある「床(しょう)」
  • 金属のバネ(金具) ☞部分入れ歯のみ

から成ります。

保険の入れ歯のメリット(利点)

費用を抑えられる

保険適用の入れ歯では材質がプラスチックに限定されますが、安価であるため、費用を抑えられるのが特徴です。

保険適用の入れ歯は約5,000〜15,000円(3割負担)です。

保険の入れ歯のデメリット(欠点)

違和感・異物感/強度

保険の入れ歯はプラスチック製で割れやすいため、強度を持たせるために厚くする必要がございます。入れ歯は厚くなると、異物感・違和感を感じやすくなります。

目立つ

保険の部分入れ歯の場合、歯に引っかけるバネの材質は金属に限定されるため、目立ちます。

部分入れ歯を選ぶ若い人はいる?

汚れ・臭い

入れ歯のピンク色の部分は、レジンというプラスチックで出来ています。レジンは汚れや臭いが吸着しやすい性質があります。

自費の入れ歯のメリット(利点)

自費の入れ歯は材質が限定されないため、ご要望に合った入れ歯の種類をお選び頂くことができます。

材質を自由に選べる

目立たない入れ歯

金属のバネ(金具)のない入れ歯の画像

金属のバネ(金具)がない目立たない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)です。また特殊な樹脂で作られ、柔軟性があり、歯茎になじみやすいことが特徴です。

ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)

ノンクラスプデンチャーの種類

ノンクラスプデンチャー Q&A

薄い(違和感が少ない)・丈夫

入れ歯の厚みの解説画像

入れ歯の一部に金属を組み込む入れ歯で、薄くて丈夫に仕上げることができます。

金属製入れ歯

金属製の入れ歯 Q&A

痛みが出にくい

シリコン製入れ歯の画像

歯茎と接する入れ歯の内面をシリコン加工した入れ歯で、痛みが出にくく、よく噛めるのが特徴です。

シリコン製の入れ歯

自費の入れ歯のデメリット(欠点)

保険より費用がかかる

自費の入れ歯は保険適用外のため、保険の入れ歯と比べて費用がかかります。

保険と自費の入れ歯はどっちが良い?
おすすめの入れ歯は?

説明をする歯科医療従事者の画像

ご自分に合った入れ歯を選ぶには、ご要望と入れ歯の特徴を組み合わせて考えるのが良いでしょう。

保険の入れ歯がおすすめな方

  • 費用をなるべく抑えたい。
  • なるべく早く入れ歯を作りたい。

自費の入れ歯がおすすめな方

  • なるべく目立たない入れ歯が欲しい。
  • 違和感が少ない入れ歯がいい。
  • 噛める入れ歯がいい。

まとめ

保険と自費の入れ歯はそれぞれに特徴がございます。入れ歯の特徴を踏まえ、ご要望に合った方を選ぶのが良いでしょう。

どの入れ歯が自分に合うかわからない、今お使いの入れ歯に不便を感じている場合はお気軽にご相談ください。

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(厚生労働省のガイドラインに沿った説明)

・入れ歯治療の説明:失った歯を入れ歯を使用して、人工歯で歯を補う治療です。治療のリスクや副作用:強い力がかかると割れたり、欠ける原因となる場合がございます。土台となる歯に負担がかかる場合がございます。金属を使用する場合、種類によってはアレルギーが出る場合がございます。加齢による口の中の変化によって、定期的に調整が必要になる場合がございます。利用状況によって、数年後に再作成が必要になる場合がございます。

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