依存症といえば〇〇⁉️
近日話題になっている「ギャンブル依存症」。生活に支障をきたしながらも、ギャンブルがやめられない状態を指します。
依存症はギャンブルの他、代表例に以下のものが挙げられます。
- アルコール依存症
- 薬物依存症
- ゲーム/ネット依存症
依存症の中には、口や歯の健康に影響を与えるものもあります。
アルコール依存症
依存症の中でも特に患者数が多いとされるのが、「アルコール依存症」。アルコール依存症の方は、全国で80万人以上(予備軍を含めると約440万人)とされる一方で、治療している方はわずか約5%ともいわれています。
アルコール依存症は歯との関係は⁉️
お酒を日常的に大量に飲むと、
- 虫歯や歯周病
- 口臭
- 酸蝕歯(歯が溶ける)
- いびき・睡眠時無呼吸症候群
- 口腔がん(舌がん)
などの病気のリスクが高まることが明らかになっています。
*非飲酒者と比べ、虫歯のリスクは約3倍、口腔がんのリスクは約4倍以上と報告されています。
薬物依存症
生活や心身に支障をきたしながらも、薬物の使用をやめられない状態を指します。薬物依存症は違法薬物だけでなく、市販薬でも起こりうることから近年大きな話題になっています。
薬物依存と歯・口の関係は⁉️
薬物を大量に摂取すると、薬物の副作用で唾液が減ったり、口の中のpH(酸性度)が酸性になる結果、虫歯や歯周病、酸蝕歯(さんしょくし:歯が溶ける)、ドライマウス(口が乾く)が生じやすくなります。
また意図しない筋肉の収縮で、歯ぎしり・噛み締め・食いしばりなどが生じやすくなることもあります。
まとめ
依存症は本人の意志や性格の問題でなく、意外と身近で、誰でもなりうる病気です。ひょっとしたら、身の回りで何らかの依存症に御悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
依存症は回復可能な病気であることが知られているため、周囲の方々は正しい知識や思いやりを持って接することが大切です。
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