虫歯 Q&A

Q. 歯が黒いのですが、虫歯でしょうか?

A. 虫歯は進行するにつれて、白く濁った状態から黄色、茶色、黒色へと色が変化することが多いです。

歯が黒い場合には虫歯が疑われますが、詰め物が変色して黒くなっている場合や茶渋(ステイン)などの汚れで黒ずんでいる場合、金属の詰め物や被せ物、土台の影響で黒くなる場合などもあります。

今までなかった歯の色の変化や異常に気づいた場合には、歯医者さん(歯科医院)に相談してみましょう。

虫歯は黒い?

Q. 虫歯なのに痛くないことはありますか?

A. はい、あります。虫歯は痛みが必ず出るわけではありません。

虫歯は進行速度や深さなどによっては、痛くないこともあります。

Q. 虫歯の治療は何回くらいで終わりますか?

A. 虫歯の治療回数は、主に虫歯の大きさや場所、個数によって異なります。神経まで到達しない虫歯(C2以下)の場合には1〜2回程度で終わることが多いです。

一方で、神経まで到達する深い虫歯(C3以上)の場合には、菌が歯の奥深くまで入りこんでいるため、3回以上かかることが一般的です。

虫歯の症状と進行度

Q. 虫歯はなぜできるのですか?

A. 虫歯の原因には、口の中の特徴(歯並びや歯・唾液の質など)や虫歯菌の多さ、生活習慣、飲食回数などたくさんの原因があります。

特に“甘いものを食べない”・“歯を磨いている”のに虫歯になる場合は、歯や唾液の質、生活習慣などが影響している可能性があります。

(詳細記事)

虫歯の原因

虫歯と食べ物 Q&A

Q. 虫歯だとどんな症状が出ますか?

A. 虫歯の症状は、進行度合いによって異なります。

全く自覚症状のないものから冷たいもの・熱いものがしみる、噛むと痛い、寝れないほど痛い、発熱や頭痛を伴うものまで多岐にわたります。

Q. 虫歯の見分け方や自分で確かめる方法はありますか?

A. 虫歯は進行するにつれて、歯に黒い点がある・穴が空くなどの見た目の変化を起きたり、しみる・痛いなどの症状を感じやすくなります。

一方で、初期の虫歯や進行速度が遅い虫歯、神経がない歯の虫歯の場合には自覚症状が出ないこともあります。

虫歯の症状は様々ですので、定期健診にしばらく行っていない場合や気になる部分があるときは歯科医院(歯医者さん)に相談してみましょう。

虫歯の症状と進行度、見分け方

Q. 虫歯は自然治癒しますか?

A. ごく初期段階の虫歯の場合のみ、唾液やフッ素による再石灰化が期待できることがあります。

唾液の働き

Q. 歯磨き粉は虫歯予防になりますか?

A. ほとんどの歯磨き粉に含まれるフッ素には、虫歯予防効果が証明されています。

フッ素配合の歯磨き粉

Q. 虫歯を放置するとどうなりますか?

A. 虫歯を放置すると、歯並びや噛み合わせが悪くなることがあります。また虫歯がひどくなると、抜歯せざるを得ない場合もあります。

また虫歯菌は歯から副鼻腔や顎の骨、心臓、脳へ広がることもあります。

虫歯を放置するとどうなる?

Q. 虫歯で頭痛や発熱が起きることはありますか?

虫歯が進行して細菌が歯の神経や骨に到達すると、歯だけでなく頭痛や顎に寝れないほどの痛みを感じたり、発熱を伴うこともあります。

虫歯と頭痛

虫歯で発熱はある?

Q. 虫歯を治療した後に痛くなることはありますか?

A. 虫歯が深くて歯の神経と近い場合や歯の神経が壊死している場合、治療後に痛みが出ることがあります。

虫歯治療後の痛み

Q. 虫歯はうつるというのは本当ですか?

A. 虫歯は虫歯菌を原因とする感染症のため、“虫歯菌がうつる”ことはあります。虫歯菌の感染は多くの場合、幼少期の親子間でのスキンシップや食器の共有などで起こります。

ただし、近年では虫歯予防対策として、虫歯菌の感染を気にしすぎる必要はなく、砂糖の摂取制限やフッ素配合歯磨き粉の使用が特に重要といわれています。

子供に虫歯菌はうつる?

Q. 虫歯は口臭の原因になりますか?

A. はい、虫歯は口臭の原因になります。虫歯が進行して歯の神経が死ぬと、腐敗臭がすることもあります。

口臭の原因

Q. 詰め物や被せ物にはどのような種類がありますか?

A. 虫歯の詰め物や被せ物は大きく3種類に分けられます。

詰め物・被せ物の素材 保険適用の有無 特徴
レジン・ハイブリッドレジン
  • 白く目立ちにくい。
  • 丈夫ではない。
銀歯
  • 金属色が目立つ。
  • 丈夫である。
セラミック
  • 綺麗で目立ちにくい。
  • 丈夫である。
  • 隙間が生じにくい。

保険適用のセラミック?

歯のセラミック治療

Q. 虫歯ではないのに歯が痛いことはありますか?

A. はい、ございます。歯の痛みの主な原因は虫歯や歯周病です。

しかし、虫歯や歯周病でなくても、歯あるいは歯茎に痛みを感じる問題(以下参照)はございます。


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