睡眠時無呼吸症候群と甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症では睡眠時無呼吸症候群を合併する割合が高いことが報告されています。
合併する頻度
甲状腺機能低下の患者のうち、睡眠時無呼吸症候群を合併している方の割合は約40〜52%といわれています。
しくみ
甲状腺機能低下症で見られる様々な問題が影響して、次のように睡眠時無呼吸症候群を引き起こすと考えられています。
粘膜のむくみ
甲状腺機能低下症では咽頭(のどのあたり)の粘膜がむくみ、気道が狭くなることで睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいといわれています。
代謝の低下
基礎代謝が低下することで、肥満(体重増加)になりやすく、舌や首まわりに脂肪がつき、気道が狭くなりやすいといわれています。
筋力の低下
ミオパチーと呼ばれる筋肉の異常で、気道を広げる筋力が低下することで気道が狭くなります。
脳(呼吸中枢)の反応の低下
呼吸を管理する脳の一部(呼吸中枢)の反応が低下することで、呼吸の調節がうまくいかなくなります。
