入れ歯が痛い
原因と治療は?!
「入れ歯が当たって歯茎が痛い」など入れ歯でお悩みの方はございませんか。痛くて入れ歯が使えないと、食事や会話も不便になります。入れ歯の痛みは入れ歯の形状や噛み合わせ、唾液、歯、歯茎など様々な要因が関わっています。
ここでは、入れ歯が痛みの原因や治療について、詳しく解説致します。
目次
原因と治療方法
噛み合わせ|歯茎の痩せ
- 噛み合わせが高く、歯茎に入れ歯が強く食い込む。
- 歯茎が痩せて形が変わり、入れ歯と強く当たって痛む。
治療方法
- 咬み合わせが均等に当たるように調整します。
- 歯茎と当たる入れ歯の内面を調整します。また入れ歯の内面に、やわらかい樹脂をつける方法もあります。
歯がグラグラする
歯周病が悪化したり、引っかけている歯の負担が増すことが原因です。
治療方法
歯周病治療や入れ歯の調整、歯の固定などを行います。
口が乾く
唾液は粘膜を保護する潤滑油のような働きや入れ歯を密着させる役割を果たしています。唾液が少なくなったり、口が乾くと歯茎や粘膜が荒れて、痛みが出やすくなります。
検査・治療方法
口が乾く病気やお薬の副作用の有無などを調べます。唾液を増やすには、生活習慣の工夫や唾液腺マッサージ、保湿剤などが必要なことがあります。
(関連記事)
入れ歯のカビ
入れ歯に繁殖したカビ(カンジダ菌)が原因で、歯茎や粘膜が炎症を起こします。
治療方法
まずは入れ歯を正しく洗浄します。またカンジダ菌の異常に繁殖している場合は、抗真菌薬が必要なことがあります。
(関連記事)
注意点
入れ歯が痛いのを我慢して放置すると、粘膜の傷が悪化することがあります。入れ歯が当たって痛い場合は、なるべく早めに担当医に相談しましょう。
またすぐに歯科クリニックにかかれない時も、以下の点に注意しましょう。
市販の軟膏を塗る?!
傷口が化膿している場合、市販の軟膏(ステロイド含有)を塗ると悪化するため、注意が必要です。
入れ歯を外す
入れ歯を装着したままだと粘膜の傷が圧迫されて、悪化することがあります。入れ歯を外せる時は一時的に装着しないようにするのも良いでしょう。
削ったり、曲げたりしない
入れ歯を自分でヤスリで削ったり、金属のバネを曲げると修理できないことがあるため、歯医者さんに相談しましょう。
まとめ
「入れ歯が痛い」原因は様々です。痛いまま入れ歯を使うとと生活に支障があるだけでなく、傷口が悪化することがあるため、早めに歯医者さんに相談することが大切です。
*当院では様々な種類の入れ歯の調整・修理を承っております。入れ歯でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
(関連記事)