部分入れ歯を選ぶ若い人はいる?
40代・50代が選ぶ目立たない部分入れ歯とは?!
保険適用は?
40〜50代以下の若さで部分入れ歯にするのには、抵抗や不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
若くして歯を失った方の中には、「目立たない部分入れ歯」を選択する方もいます。ここでは、40代・50代で入れ歯の人の割合、意外と知られていない「目立たない入れ歯」の特徴などについて、詳しく解説致します。
目次
40代・50代で入れ歯を使っている人は?
部分入れ歯を使っている人は40代で約25万人(約1.3%)、50代では約130万人(約8.4%)といわれ、40〜50代で約150万人以上が入れ歯を使用しています。
年齢 | 部分入れ歯の使用者の割合 | 部分入れ歯の使用者数 |
---|---|---|
40〜44歳 | 1.2% | 11.6万人 |
45〜49歳 | 1.5% | 14万人 |
50〜54歳 | 6.3% | 49.7万人 |
55〜59歳 | 10.6% | 79.9万人 |
*参考文献「平成28年歯科疾患実態調査結果(厚生労働省)」、「平成28年 人口推計(総務省統計局)」
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保険適用の入れ歯は目立つ?!
保険の入れ歯の仕組み
保険適用の入れ歯は、金属のバネ(金具)とプラスチックで作られます。
なぜバネが必要?
バネは歯に引っかけて、入れ歯が外れないように固定する役割をしています。
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保険適用で目立たないバネは?!
保険の入れ歯のバネは、金属製のみと定められています。ただし、歯の状況によっては、設計を変えてバネを奥歯にかけ、目立ちにくくできることがございます。
目立たない入れ歯とは?
「保険の入れ歯の金属のバネが気になる」場合、金属のバネのない「目立たない入れ歯」を検討するのも良いでしょう。
目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」は金属のバネがないため、入れ歯を入れていても目立ちにくい・気付かれにくい特徴があります。
また特殊な樹脂で、柔軟性があり、薄くて丈夫な利点がございます。
*「ノンクラスプデンチャー」は保険適用外です。
部分入れ歯のメリット(利点)
部分入れ歯には、インプラントやブリッジと比べ、良い点がございます。
- 歯を削らない。
- 取り外しができ、歯磨きしやすい。
- インプラントと比べると、治療期間や費用が抑えられる。
部分入れ歯のデメリット(欠点)
- 取り外しをして、入れ歯を洗浄する手間がある。
- ブリッジやインプラントと比べると、違和感や異物感を感じやすい。
- ブリッジやインプラントと比べると、噛む能力は劣る。
インプラントとブリッジとの比較
入れ歯は他の治療(インプラントやブリッジ)と比べ、次の利点・欠点がございます。
☟下の表は、縦横に移動(スクロール)できます。
インプラントと比べ… | ブリッジと比べ… | |
---|---|---|
入れ歯の利点 |
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入れ歯の欠点 |
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まとめ
入れ歯は、30〜40代の若さで歯を失った方もお選びになる治療方法です。インプラントやブリッジと比べ、優れている点もございます。
当院では、相談のみの診察も承っております。抜歯後の治療で、入れ歯・ブリッジ・インプラントどれが良いかわからない・悩んでいる方はお気軽にご相談ください。
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(厚生労働省のガイドラインに沿った説明)
・入れ歯治療の説明:失った歯を入れ歯を使用して、人工歯で歯を補う治療です。治療のリスクや副作用:強い力がかかると割れたり、欠ける原因となる場合がございます。土台となる歯に負担がかかる場合がございます。金属を使用する場合、種類によってはアレルギーが出る場合がございます。加齢による口の中の変化によって、定期的に調整が必要になる場合がございます。利用状況によって、数年後に再作成が必要になる場合がございます。