フッ素の種類と特徴
歯科に応用されているフッ素(正確には『フッ化物』)には大きく分けて3種類があり、次の各特徴があります。
*フッ素配合の歯磨き粉(医薬部外品)の場合、成分表示には『薬用成分』の欄に、いずれかのフッ素の表示がされています。
種類 | 特徴 |
フッ化ナトリウム(NaF) | 効果が早く、歯の表面に作用しやすい。 |
モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP) | 上記のNaFより効果は遅いが、より深くへ浸透できる。 |
フッ化第一スズ | 抗菌作用もあるため、虫歯菌の多い人などに有効。
一方で、スズの配合により、長期使用時に歯の着色をまねく場合がある。 |
*本サイトでは理解して頂きやすいよう、フッ化物、フッ素化合物を総称してフッ素と表現しています。
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