フッ素とは

フッ素は自然界に広く存在し、ほぼすべての飲食物に含まれ、私たちは毎日1〜2mgのフッ素を摂っています。

フッ素(*)は歯や骨をつくる大切な栄養素であり、また歯磨き粉や洗口液(うがい)などに活用され、虫歯の予防に世界で大きな貢献をしています。

フッ素を含む食品の画像

*歯医者さんで使うフッ素は正確には『フッ化物』と呼ばれるものです。本サイトでは理解して頂きやすいよう、フッ化物、フッ素化合物を総称してフッ素と表現しています。

虫歯予防に役立つフッ素の効果

フッ素には、虫歯の予防に役立つ次の働きがあります。

歯の修復(再石灰化)を促す

歯の脱灰と再石灰化を示す画像

フッ素は歯から溶け出したカルシウムやリンを再び補い、歯の修復(再石灰化)を促進します。

歯の質を強くする

歯質の強化を表す画像

フッ素は、酸に強い歯を作るのに役立ちます。

虫歯菌の活動を抑える

虫歯に強い歯を表す画像

虫歯菌の活動を弱め、歯を溶かす酸をつくるのを抑えます。

フッ素を含む食品

フッ素を含む食品

☟表は、下に動かすことができます(下スクロール可)。

食品 フッ素の量(ppm=100万分の1)
緑茶(抽出液) 0.1〜0.7ppm
紅茶 0.5〜1
りんご 0.2〜0.8
じゃがいも 0.8〜2.8
味噌 0.9〜11.7
牛肉 2
海藻 2.3〜14.3
イワシ 8〜19.2
25.9

フッ素の活用方法

フッ素を活用した虫歯予防方法には「フッ素配合歯磨き粉」、「フッ素洗口(うがい)」、「フッ素塗布」の3種類があります。

歯磨きをする子供や母親、高齢者のイラスト画像

特に効果の高い時期

また生えたての歯はフッ素を取り込みやすく、4〜15歳ごろにフッ素を定期的に利用すると、特に虫歯予防効果が高いことが明らかになっています。

大人でも効果はある?

成人や高齢者には、「歯の根の虫歯」に対する高い予防の効果があります

フッ素の3種類の応用方法

フッ素の種類

フッ素は正確には他のものとくっつき、「フッ化物」として存在しています。

フッ化物には数種類あり、各特徴があるため、自分に合ったものを選ぶことでより高い虫歯予防効果を期待できます。

フッ素の種類と特徴

フッ素の毒性・危険性は?

フッ素の安全性や虫歯予防効果は過去の75年以上の歴史の中で繰り返して証明され、通常の使用量で問題になることはありません。

説明をする歯科医療従事者の画像

(詳細記事)

フッ素の毒性・危険性は?

よくある質問

歯の相談を担当する歯科衛生士の画像

フッ素にまつわる疑問などにお答えしております。その他、ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談ください。

フッ素 Q&A


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