ホワイトニングと知覚過敏

歯のホワイトニング後に歯がしみる場合があることを示す画像

ホワイトニング後は歯がしみる(知覚過敏)ことがあります。基本的に一時的な症状で、数時間から数日内におさまります。

ここでは、ホワイトニングと知覚過敏の関係、予防・対処法などについて、解説致します。

原因

そもそもホワイトニングの仕組みは?

歯の表面にあるペリクルの画像

歯の表面には「ペリクル(獲得皮膜)」という唾液由来のタンパク質があります。食べ物や飲み物の色素は「ペリクル」にくっつくため、歯の着色汚れ(ステイン)の原因になります。

ホワイトニングを行うと、「ペリクル」が一時的になくなると同時に、色素汚れを分解して歯を白くしてくれます。

時間とともにおさまる

歯がしみるのは、ペリクルがないために歯への透過性が良くなり、一時的に外からの刺激を受けやすい状態になるためと考えられています。

ただし、ペリクルは時間が経つと自然に再生するため、ご安心ください。

知覚過敏が続く場合は?!

歯科医療従事者

ホワイトニング後の知覚過敏は、通常数日程度でおさまります。ただ、知覚過敏(歯がしみる)が続く場合には、以下の原因が疑われます。

特定の歯がしみる場合

  • 歯のすり減り、欠け、亀裂がある。
  • 歯茎がやせて根っこが露出している。
  • 虫歯がある。

全体の歯がしみる場合

  • 短期間におけるホワイトニングの回数が過剰である。
  • ホームホワイトニング薬剤(ジェル)の使用量、濃度が多い(高い)。
  • 噛みしめ、歯ぎしり、食いしばりで全体的な歯のすり減り、亀裂などがある。

対策

予防

  • 数日は冷たい食べ物・飲み物を控える。
  • 適切な歯磨き(力加減など)を心がける。
  • 知覚過敏防止の成分を含む歯磨き粉を使用する。
  • しみやすい歯(すり減り、亀裂、穴がある/歯茎が下がっている等)があれば、事前に相談する。

対処

  • 知覚過敏処置を受ける。
  • しみる歯の患部につめものをする。
  • 酸性の飲み物や食べ物を避ける。

まとめ

ホワイトニング後の知覚過敏は必ず発生するわけではございません。また知覚過敏が起きた場合も、しばらくすると落ち着くことがほとんどです。

ご相談のみの診察、メール相談も承っておりますので、気になる点等ございましたら、お気軽にご相談ください。

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