睡眠時無呼吸症候群とめまい

2010年に睡眠時無呼吸症候群がめまいや耳鳴りを招くことが報告されて以来、近年では睡眠時無呼吸症候群とめまいの関係が注目されています。

めまい

「めまい」は平衡(へいこう)感覚を担う領域(脳や内耳、神経など)の不具合のほか、ストレスや自律神経の不調と深い関わりがあるといわれています。

睡眠時無呼吸症候群との関係

睡眠時無呼吸症候群が平衡感覚の機能を低下させることが複数の論文で報告されています。原因は解明されていない部分もありますが、睡眠時無呼吸症候群による体内の酸素不足や血液循環の不良、自律神経の不調などによる影響が考えられています。

お薬の影響

「めまい」の病気では不眠や不安、うつ傾向の場合もあり、睡眠薬や抗不安薬、抗うつ薬などを服用することがあります。

これらのお薬は精神を安定させる作用がある一方で、筋肉を緩めることもあるため、気道が狭くなる可能性が指摘されています。

またベンゾジアゼピン系という種類のお薬の副作用として「めまい」が出る場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群と睡眠薬、お酒

メニエール病

代表的な「めまい」の病気として、メニエール病があります。

メニエール病は内耳にリンパ液がめまい、難聴、耳鳴りなどの症状が、数時間から数日にわたる発作を繰り返される病気です。

メニエール病は睡眠やストレスとの関わりが深いといわれ、約4割に睡眠障害がみられると報告されています。


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