歯茎など粘膜の健康に役立つ!
ビタミンB群
ビタミンB群は、歯茎や口の中の粘膜の健康を維持することに関わっている非常に重要で身近な栄養素です。
またビタミンB群には複数の種類がありますが、お互いに関係し合って働くため、“B群”とまとめて呼ばれており、主に動植物性食品に含まれています。
目次
働き
ビタミンB群は粘膜、歯茎、舌の健康を保つ働きがあります。また生きる上で必要なエネルギーをつくるのに活躍しています。
種類
ビタミンB群には、ビタミンB1、B2 、B6、B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチンなどがあります。
ビタミンB群が不足するとどうなる?
粘膜に異常が起きやすく、口内炎や口唇炎、口角炎、舌炎などが起きやすくなります。
種類 | 不足時の症状 |
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ビタミンB2、B6、ナイアシン | 口内炎、口唇炎、口角炎など |
ビタミンB12、葉酸 | ハンター舌炎など |
ビタミンB群を豊富に含む食品
種類 | 食品例 | 補足 |
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ビタミンB1 |
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ビタミンB2 |
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ビタミンB6 |
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ビタミンB12 |
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ナイアシン |
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葉酸 |
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パントテン酸 |
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不足しがちな生活
加工食品をよく摂る
加工食品は手軽に摂れる便利さがある一方で、加工する工程(熱や光など)でビタミンが減少する傾向があります。
ストレス、過食、アルコール、激しい運動
ストレス、過食、アルコールやカフェインの摂りすぎ、激しい運動などによってビタミンB群はたくさん消費されます。また妊娠や授乳などで赤ちゃんの分も必要になっている場合にも消費量が多くなり、不足しやすくなります。
抗生物質(抗生剤)を長期間服用中の場合
ビタミンB群は体内の腸内細菌によっても、つくられます。しかし、抗生物質を長い期間服用されている場合、腸内細菌のバランスが乱れ、腸内でうまくつくれずに不足する場合があります。
摂りすぎた場合に起きる症状
ビタミンB群は水に溶ける性質(水溶性)で、摂り過ぎた分は尿として排泄されるため、過剰に摂取しても心配ありません。
まとめ
ビタミンB群は歯茎や粘膜の健康に深く関わる栄養素です。また口の健康はビタミンBの他にも、ビタミンAやC、亜鉛なども大きな役割を果たしています。
当院では予防や治療だけでなく、栄養指導も承っておりますので、お気軽にご相談ください。