口臭 Q&A

Q. 口臭は何科で主に診てもらえますか?

A. 主に歯科、内科、耳鼻咽喉科などで診ることが多いです。

Q. 口臭の原因は何ですか?

A. 口臭の原因の9割以上は口の中に問題があるといわれ、大半は舌苔歯周病と報告されています。

また抱えている原因は一つではなく、複数の場合もあります。

口臭の原因

Q. 口臭の成分は何ですか?

A. 口臭は剥がれた粘膜、白血球や菌の死骸、食べかす、唾液などが分解されたもの(揮発性硫黄化合物 VSCs)が最も代表的です。

その他インドール、スカトール、アセトン、アミン、低級脂肪酸など約200種類以上の成分が口から検出されますが、「揮発性硫黄化合物 VSCs」(口の中が発生源のにおい成分)以外は極めて濃度が低いため、口臭の大きな原因にはなりにくいとされています。

口臭の成分

Q. 自分では口臭がわかりません。なぜでしょうか?

A. 口臭は自分でわからない方がほとんどです。

これは、嗅覚が自分のにおいに慣れ、感覚が鈍くなりやすい性質があるためです。さらに、嗅覚はからだの疲労や栄養状態、ホルモンや自律神経、天候や気温、湿度などによっても影響を受けることが知られています。

Q. 自分で口臭を確認する方法はありますか?

A. 自分の口臭は分かりにくいですが、おおよその口臭の様子を確認できる方法もございます。

口臭を確認する方法(セルフチェック)

Q. 空腹時に口臭が強くなる気がします。なぜでしょうか?

A. 空腹やストレスが続くと、臭いにおいの物質(ケトン体)がつくられます。

また食事の回数が極端に減ると、噛む回数が少なくなり、唾液が十分に分泌できず、口の中の菌が増殖しやすくなります。

Q. 食事をすると口が臭くなる気がします。何も食べないのは、口臭対策になりますか?

A. 基本的に、口臭は空腹時に強くなることが多くの論文で報告されています。

食べることは免疫力を高めたり、唾液の分泌を促して口の中の菌の繁殖を抑える働きがあります。また食べ物を飲みこむときには舌苔を取り除く役割があるともいわれています。

ただし、口臭を悪化させる食べ物などは、他人と会う前には避けた方が良いでしょう。

口臭の原因となる食べ物

Q. 口臭は生理の周期と関係がありますか?

A. 女性ホルモンの変動によって口臭が変化することは多くの論文で報告されています。

これは主に女性ホルモンの変動によって、唾液の分泌量や免疫機能に影響を与えるためといわれ、特に月経期に口臭が強くなり、卵胞期では口臭は少なくなる傾向にあります。

口臭と女性ホルモン

Q. マスクをつけると口臭が気になりますが、なぜしょうか?

A. まず、マスクをつけると口元が密閉されたような状態になるため、吐いた息がマスク内にこもり、自分の口臭に感じやすくなります。

もう一つは、マスクをつけると息苦しくなり、口呼吸になりやすいともいわれています。口呼吸をすると、口が乾燥し、口の中の菌が繁殖しやすく、口臭に影響を与えやすくなります。

口呼吸

Q. 口臭の原因となる食べ物はありますか?

A. 口臭の原因となる成分を含む食べ物や飲み物があります。他人と会う前などは特に注意が必要になるでしょう。

口臭の原因となる食べ物

Q. 歯磨きをしっかりしているのにくさいです。胃などが悪いのでしょうか?

A. 口の中に隠れた問題があることが大半(全体の約9割)であるため、まずは歯科医院(歯医者さん)でチェックしてもらいましょう。虫歯や歯周病がなくても、舌苔やドライマウスなど別の問題が口の中に存在することもあります。

口以外全体の原因は5〜10%未満と稀ですが、胃潰瘍などがあります。

Q. 歯磨きをしても口臭が治らないのですが、なぜでしょうか?

A. 口臭を治す(消す)にはまず検査して口臭の原因が何であるかを突き止めることが治療の近道です。

原因によって口臭の治し方や対策も様々ですので、気になる方はお気軽にご相談ください。

口臭のにおい成分

口臭検査と治療

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