子供の虫歯予防対策?
親子間の食器共有は?!
親から子供に虫歯菌がうつることは、以前から研究で明らかになっていました。しかし、日本口腔衛生学会より、親から子供へ虫歯菌の感染は起きるものの、食器共有を避ける必要はないことが発表されました。
内容・理由は以下の通りです。
食器共有をする前から子供へうつっている
親から子供への虫歯菌感染は生後4ヶ月ごろから確認されています。親子間の食器の共有の開始は離乳食開始ごろ(生後5〜6ヶ月)ですが、それ以前から親子間のスキンシップなどで唾液を介して、虫歯菌は親から子供へうつっています。
食器共有と子供の虫歯の関連性
虫歯の研究で、親子の食器共有と子供の虫歯に関連性は認められないことが報告されています。
食器の共有より大事なのは…
親から子供へ虫歯菌が感染しても、以下の方法で虫歯を予防できることが明らかになっています。
- 砂糖の摂取を控える
- 毎日の仕上げ磨き
- フッ素の利用(フッ素入り歯磨き粉など)
まとめ
現時点では虫歯予防には食器の共有よりも、フッ素をうまく利用すること|仕上げ磨き|甘いもの(砂糖)を与えすぎないことが大切といわれています。
特にフッ素の虫歯予防効果は明らかで、歯の生え始めの時期(生後6〜8ヶ月ごろ)からの歯磨き粉の使用が推奨されています(2023年1月、歯科の4つの専門学会による)。
子供の虫歯予防について、お困りな方・詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。
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