入れ歯のカビが原因?!
カンジダ性口内炎
(口腔カンジダ症)
口の中に装着する入れ歯は細菌やカビ、食べかすがつきやすく、汚れやすいものです。特にカビ(カンジダ菌)は入れ歯の使用者の約60%以上に検出され、また古い入れ歯ほど菌の繁殖が起きやすいともいわれています。
カンジダ性口内炎とは?
カンジダ性口内炎とは、カビ(カンジダ菌)の繁殖を原因とする口内炎です。汚れた入れ歯だけでなく、個人の免疫力の低下なども原因になります。
カンジダ菌が繁殖しやすい人
- 入れ歯が汚れている
- 口の中が汚れている|乾いている
- 高齢者
- ステロイド剤や抗がん剤・放射線治療などを受けている
症状
頬や唇の内側、上顎の天井、舌などの粘膜に発症します。
以下の症状を伴うことが多いですが、自覚症状がないこともあります。
- 粘膜が赤くただれて痛い、ヒリヒリする、違和感や不快感がある
- 口臭がある
- 粘膜から出血する
予防・治療方法
まずは入れ歯を正しく洗浄し、細菌やカビを取り除きます。また症状によっては、抗真菌薬(カビのお薬)が必要なこともあります。
まとめ
カンジダ性口内炎(口腔カンジダ症)は、不衛生な入れ歯や加齢・服用中のお薬の副作用による免疫力低下などが原因で発症することがあります。
舌や歯茎など粘膜がヒリヒリして痛い、違和感を感じるなど異変を感じる場合はお早めにご相談ください。当院では薬剤師・大学病院出身の歯科医師が在籍しております。ご不明な点等ございましたら、お気軽にご相談ください。
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