目立たない入れ歯を薄く丈夫にする加工

目立たない入れ歯は、金具(金属のバネ)がないことが最大の特徴ですが、他人から見えない入れ歯の内側や中に金属を組み込むことで、より丈夫で薄い加工をすることができます。

しくみ

他人から見えない入れ歯の内側部分(ピンク色の素材)の一部にのみ、金属を組み込むこと方法で、本来の“目立ちにくい入れ歯”という長所を保ちつつ、より“丈夫”で“薄い”ノンメタルクラスプデンチャーが実現できます。

*組み込む金属の面積はご相談によって変更可能です。また入れ歯の見本もございますので、実際に手にとってご確認いただけます。

利点

金属の最大の特徴は樹脂と比べ、薄く丈夫に仕上げることができる点です。それにより、違和感が少ない/しゃべりやすいといった快適な入れ歯生活を送ることができます。

薄く、丈夫に

入れ歯が薄くなると、違和感が少なくなります。

入れ歯のピンク色の部分は最低1.5〜2mm程度の厚みが必要で、樹脂を薄くしてしまうと破折の原因になります。

一方で、金属素材では厚み約0.4mm程度でも丈夫なため、約1/4ほどの薄さに改善できます。

食事を美味しく感じやすい

入れ歯が薄くなると、おくちの中がより広く感じられ、より快適な食事をしやすくなります。また金属によって温度を感じやすくなるため、冷たいもの・温かいものなど食事をより楽しむことができます。

しゃべりやすい

入れ歯が薄くなると、おくちの中を広く使えるように舌をより動かしやすくなり、しゃべりやすくなります。

歯の負担を減らす

金属を組み込むことで、不要なたわみが減り、引っかけている歯への不要な負担を減らすことが可能となります。

清潔

金属は入れ歯のピンク色の部分(プラスチック樹脂に近い素材)より汚れがつきにくいとされ、汚れにくい素材部分が増えることで、より清潔な入れ歯となっています。

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入れ歯の違和感

欠点

金属を組み込むため、通常の「目立たない入れ歯」より費用が高くなります。

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目立たない入れ歯

適している方

以下の場合にはいずれも特に入れ歯の強度が求められるため、金属を組み込むこの種類が特に有効とされています。

  • 噛む力の強い方・噛みしめなどがある方
  • 両側の奥歯がない方
  • 残っている歯が少なく、大きな入れ歯になる場合
  • 過去に入れ歯が割れた経験のある方

金属の種類と特徴

金属の種類・特徴

費用

金属の種類 費用
チタン製 25万円
コバルトクロム製 15万円
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