ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)
Q&A
目次
- 1 Q. ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)とは何ですか?
- 2 Q. ノンクラスプデンチャーは保険適用になりますか?
- 3 Q. 保険適用の入れ歯との違いは何ですか?
- 4 Q. ノンクラスプデンチャーは寝るとき外した方が良いですか?
- 5 Q. ノンクラスプデンチャーには種類があるようですが、どれが良いですか?
- 6 Q. ノンクラスプデンチャーの寿命はどれくらいですか?
- 7 Q. ノンクラスプデンチャーを長持ちさせるコツはありますか?
- 8 Q. ノンクラスプデンチャーのデメリット(欠点)はありますか?
- 9 Q. ノンクラスプデンチャーは修理可能ですか?
- 10 Q. ノンクラスプデンチャーの修理や調整は高額になりますか?
- 11 Q. ノンクラスプデンチャーは誰でも適応になりますか?
- 12 Q. いつから始まったものですか?
- 13 Q. 実物を見たり、触れたりすることはできますか?
- 14 Q. インプラントやブリッジと比べ、どんな利点・欠点がありますか?
- 15 Q. ノンメタルクラスプデンチャーを使い、将来的にインプラントやブリッジを選ぶことは可能ですか?
- 16 Q. ノンクラスプデンチャーの費用はいくらですか?
- 17 Q. 医療費控除の対象になりますか?
- 18 Q. 相談だけでも構いませんか?
Q. ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)とは何ですか?
A. ノンクラスプデンチャーとは、金具(金属のバネ)のない目立ちにくい特殊な入れ歯です。目立ちにくく、隣の歯を削る必要がない・手術が必要ありません。
ブリッジやインプラント以外の選択肢を考えたい方に適した治療方法です。
Q. ノンクラスプデンチャーは保険適用になりますか?
A. ノンクラスプデンチャーは保険適用外(自費)の入れ歯になります。
Q. 保険適用の入れ歯との違いは何ですか?
A. 保険適用のプラスチック製の入れ歯と異なり、特殊な樹脂で作られ、以下の特徴があります。
- 金属のバネがない(目立ちにくい)。
- 薄くて丈夫。軽い。
- 装着感が良い。
- 歯を削らない。
- 汚れや臭いがつきにくい。
- 金属アレルギーの心配がない。
Q. ノンクラスプデンチャーは寝るとき外した方が良いですか?
A. ノンクラスプデンチャーを含む入れ歯は、一般的に寝るときは外して入れ歯洗浄液につけることが多いです。
ただし、残っている歯が少ない・グラグラする場合は入れ歯を着けて歯を固定し、寝ている間の歯ぎしりや噛み締めから歯を守る場合もあります。
歯の状況によっても異なるため、睡眠中の入れ歯の装着は担当医と相談してみるのが良いでしょう。
Q. ノンクラスプデンチャーには種類があるようですが、どれが良いですか?
A. ノンクラスプデンチャーは特殊な樹脂から作られ、以下の5種類の材質があります。各材質はいずれも厚生労働省の認可されています。
推奨される材質は、歯の状況や患者様のご希望(丈夫さ、薄さ等)によっても異なるため、担当医と相談するのが良いでしょう。
- ポリアミド系
- ポリエステル系
- ポリカーボネート系
- アクリル系
- ポリプロピレン系
Q. ノンクラスプデンチャーの寿命はどれくらいですか?
A. ノンクラスプデンチャーの寿命は3〜5年程度といわれることがありますが、使用状況や歯・歯茎の状態によって、個人差が大きく、10年以上の使用の報告もございます。
入れ歯の寿命を考えると、通常、金属の土台を組み込んだ入れ歯の方が長持ちする傾向にあります。
Q. ノンクラスプデンチャーを長持ちさせるコツはありますか?
A. ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)は長持ちさせるには、
- 定期的に入れ歯の確認と調整をしてもらう。
- 定期的な歯垢・歯石取りを受け、残っている歯の虫歯・歯周病の予防をする。
- 正しく入れ歯を洗浄する。
- 入れ歯の目立たない部分に、金属を組み込む設計にする。
などが挙げられます。
Q. ノンクラスプデンチャーのデメリット(欠点)はありますか?
A. ノンクラスプデンチャーは保険適応外であるため、保険適応の入れ歯と比べ、費用的のご負担がございます。
Q. ノンクラスプデンチャーは修理可能ですか?
A. 多くの場合、修理可能です。ただし、修理内容や破損状況によっては、お預かりの修理が必要なこともございます。修理が必要な場合には、ご自分で接着剤でくっつけるより、担当医に診てもらうようにしましょう。
Q. ノンクラスプデンチャーの修理や調整は高額になりますか?
A. ほとんどの場合、保険診療と同程度(数千円程度)の費用で行うことができます。ごく稀に、お預かりが必要となる大きな修理の場合は、別途相談となります。
Q. ノンクラスプデンチャーは誰でも適応になりますか?
A.残っている歯の状況にもよりますが、ほとんどの場合には適応になります。
Q. いつから始まったものですか?
A. 1956年にアメリカの会社が開発したのが最初となり、日本では2008年に厚生労働省の薬事認可が下り、複数の製造メーカーによって多くの種類のノンメタルクラスプデンチャーが開発されています。
Q. 実物を見たり、触れたりすることはできますか?
A. はい、可能です。実際に、ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)を触れて確認できますので、お気軽にお申し付けください。
Q. インプラントやブリッジと比べ、どんな利点・欠点がありますか?
A. ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)はインプラントやブリッジと比べ、以下の特徴がございます。
☟下の表は、移動(スクロール)できます。
インプラントとの比べて.. | ブリッジと比べて… | |
---|---|---|
入れ歯の利点 |
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入れ歯の欠点 |
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Q. ノンメタルクラスプデンチャーを使い、将来的にインプラントやブリッジを選ぶことは可能ですか?
A. 将来の歯や骨の状況にもよりますが、原則可能です。
Q. ノンクラスプデンチャーの費用はいくらですか?
A. ノンクラスプデンチャーの治療費用は100,000円(税込)です。ただし、ポリアミド系の材質のみ、120,000円(税込)となります。
Q. 医療費控除の対象になりますか?
A. はい、対象になります。
Q. 相談だけでも構いませんか?
A. はい、もちろん構いません。お気軽にご来院ください。
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