睡眠時無呼吸症候群の治療
OA(マウスピース治療)とCPAP(鼻マスク)
の比較

疑問を感じる人たちの画像

睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療である「OA(マウスピース治療)」と「CPAP(鼻マスクで空気を送り込む)」。

ここでは、双方の治療効果や費用、携帯性、副作用など各々異なる特徴(下記表参照)をわかりやすく紹介致します。

各治療内容について

OA(マウスピース治療)

色々なマウスピースの画像

下あごを前方に出して固定するマウスピースを睡眠時に装着し、舌の沈みこみを防ぎ、気道を広げ無呼吸の発生を防止する治療方法です。

2004年より保険適応になり、主に軽度〜中等度の睡眠時無呼吸症候群の方が適応です。

またCPAPを継続使用できない方やCPAP使用者が外泊用として使用したり、あるいはCPAPとの併用で治療効果を高める場合に使用されることもあります。

睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療

睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療の効果

睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療が向いてる人

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)

CPAPを装着して寝ている人の画像

鼻に装着するマスクから圧力をかけた空気を送りこみ、気道を広げ、睡眠時中の無呼吸・低呼吸を防ぐ方法です。

1998年より保険適応になり、中等度〜重度の睡眠時無呼吸症候群に対する最も効果の高い治療方法とされています。

CPAPが合わないときは・・・

特徴と比較

CPAP(鼻マスク) OA(マウスピース)
主な適応症 中等度〜重度
  • 軽症〜中等度
  • CPAP治療が困難な場合
治療効果 +++ ++
治療継続性 + ++
持ち運び + +++
重量 約1〜2kg
(本体及びバッテリー含む)
約15g
費用 約4000〜5000円/月(※1)
(保険適応で3割負担)
※1:毎月の診察代および機器レンタル料
約1〜2万円(※2)
(保険適応で3割負担)
※2:製作・調整等にかかる総額
装着感 + ++
起こりうる
デメリット
  • 装着時の不快感
  • 鼻や喉の痛み
  • 腹部の張り
  • あごの関節の一時的な違和感や痛み
  • 咬み合わせの違和感

まとめ

治療方法は睡眠時無呼吸症候群の重症度のほか、様々な状況を踏まえて、判断されます。かかりつけの医師や歯科医師と相談しながら決めるのが良いでしょう。

※睡眠時無呼吸症候群のマウスピースは通常2〜3回の治療で作製可能です。また持ち運びに不便な重さはございません。マウスピース治療をご希望の際は、お電話にてお気軽にご相談ください。

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