虫歯は黒い?
虫歯の場合、歯に黒い点が見られることがよくあります。しかし、虫歯は黒いものだけではありません。
虫歯は進行のレベルや種類によって色が異なり、白く濁った状態から黄色、茶色、そして黒色へと徐々に色が変化していきます。
ここでは、虫歯の色について、解説致します。
虫歯が黒いのは?
虫歯が黒いのは、虫歯が発生する段階で黒い色素を取り込まれた結果といわれています。
虫歯が発生する仕組み
虫歯菌が出す酸によって歯が溶ける「脱灰(だっかい)」と唾液によって歯にリンやカルシウムが取り込まれる「再石灰化」のバランスが崩れると、歯が溶けて穴が空き、虫歯が発生します。
虫歯の色と種類
虫歯には進行速度が速い虫歯(活動性、進行性)と進行速度が緩やかな虫歯(非活動性、停止性)があります。
進行速度が速い虫歯
歯は黄色、茶色(黒っぽい)に変色し、虫歯の部分はやや軟らかいことが特徴です。
進行速度が緩やかな虫歯
歯が黒色や茶色に変色して表面は平らで光沢があり、虫歯の部分は硬いことが多いです。
まとめ
歯の色が白く濁っていたり、黄色や茶色、黒い場合には虫歯の疑いがあります。また虫歯は進行していても、痛くないこともあります。
歯の色に異変を感じる場合には、なるべく早めに歯科医院(歯医者さん)に相談する方が良いでしょう。
当院ではなるべく削らない虫歯治療のほか、虫歯の予防に力を入れています。相談のみの診察も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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