虫歯で発熱することはある?!
発熱の意外な原因とは?
虫歯や歯周病がひどい場合、細菌の感染が歯茎や骨へ広がり、発熱を起こすことがあります。
また風邪など体調不良が原因が先で免疫力(体力)が低下し、のちに歯が痛くなったり、歯茎が腫れやすくなることもあります。
ここでは、虫歯と発熱の関連について、わかりやすく解説致します。
*当院「大倉山駅前港北歯科クリニック」では、薬剤師免許取得の歯科医師(大学病院出身)が在籍しております。持病やお薬を服用中の方の歯のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。
目次
虫歯菌の感染拡大
虫歯
虫歯がひどい場合には歯の神経が壊死して歯の根に膿がたまり、歯茎や顎の骨まで炎症が広がり、激しい痛みや頭痛、発熱を伴うことがあります。
また上の奥歯の虫歯の場合には副鼻腔(鼻の横、頬の奥)へ炎症が広がり、副鼻腔炎を発症することもあります。
虫歯以外で感染・発熱を起こすもの
歯周病(歯槽膿漏)
歯周病は歯茎や歯を支える骨など歯の周囲に炎症が起きます。歯周病の炎症が急速に活発化した急性炎症の場合には頬が腫れたり、発熱や頭痛を伴う可能性があります。
また親知らずの周りは磨き残しが起きやすく、智歯(ちし)周囲炎と呼ばれる歯茎の炎症が起きやすい場所です。
歯が割れている(歯根破折)
歯が割れている場合には割れ目(亀裂)から菌が侵入し、歯茎や骨に炎症が広がることがあります。

root fracture
発熱時の注意点
患部を触らない
痛みや違和感があるとついつい患部を触ってしまうことも・・・。
触ると細菌が広がることもあるため、なるべく触らないようにしましょう。
お風呂は?
発熱時に長く入浴すると、さらに体力を消耗したり、症状が悪化することもあります。
熱いお風呂や長い入浴はなるべく避け、シャワー程度にしましょう。
お酒は?
アルコールの摂取は免疫力を低下させ、症状が悪化することがあるため、飲酒はなるべく避けましょう。
まとめ
虫歯や歯周病は症状がないまま、進行することも珍しくありません。「しばらく様子を見ていたら痛みが強くなった」場合や「我慢できる程度の痛み」の場合でも虫歯や歯周病がかなり進行していることもあります。
頭痛や発熱は日常生活に大きな支障を与え、また深夜や仕事中など歯科医院にすぐに受診できない時に急に発症することもあるため、異変を感じた場合には早めに歯医者さんに相談しましょう。
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