スティーヴンス・ジョンソン(Stevens-Johnson)症候群
重い薬疹の一つとして知られ、発熱、口や眼などの粘膜の炎症や皮膚の発疹が現れる病気で、1922年にアメリカの小児科医らによって初めて報告されました。
症状
- 38℃の発熱
- 口の粘膜のただれ、出血
- 眼の粘膜の充血
- 陰部のただれ(排尿や排便時の痛み)
- 皮膚にたくさんの発疹
原因
お薬
主な原因はお薬とされ、全体の約2/3を占めます。
薬の種類
抗菌薬(抗生物質)、痛み止め(総合感冒薬)、抗てんかん薬が多いとされています。
服用してから発症までの期間
薬の種類によって異なります。
| 薬の種類 | 服用後発症までの期間/その割合 |
| 痛み止め/解熱薬 | 7日以内(約70%) |
| 抗菌薬 | 7日以内(約60%) |
| 抗てんかん薬 | 14〜42日以内(約50%) |
| 14日以内(約30%) |
ウイルス、菌
全体の原因の約1/3はウイルスや菌の感染がきっかけといわれ、小児の場合に多いと報告されています。
発生率
2016〜2018年に国内で行われた大規模調査によると、1年間で100万人あたり2.5人(0.00025%)と極めて低い割合です。
年齢、性別
60歳代が最も多く、男女比は約1:1.25でやや女性に多いとされています。
治療
まずは原因となる薬の中止が第一で、眼や炎症が起きている粘膜、陰部の治療、感染予防、栄養管理に加え、ステロイド剤の投与などがおこなわれます。
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(参考文献)
・「重症薬疹の診断・治療」昭和大学医学部皮膚科 末木博彦先生 日本アレルギー学会誌
