亜鉛の吸収を助ける食品

亜鉛は味覚や粘膜の修復に関わる重要な栄養素ですが、吸収率(約30%)の低い栄養素として知られています。
「クエン酸」や「ビタミンC」、「動物性タンパク質」などは亜鉛の吸収率を高めてくれるため、亜鉛を含む食品と一緒に摂ると良いでしょう。
クエン酸を含む食品
クエン酸は主に酢や柑橘類などに多く含まれる成分で、亜鉛の吸収を高める他、食べた物をエネルギーに変えたり、疲労回復の手助けをしてくれます。
代表的な食べ物、含まれるクエン酸の量
| 食品 | クエン酸含有量 |
|---|---|
| 温州みかん | 1g(果汁100gあたり) |
| レモン | 3g(果汁100gあたり) |
| かぼす | 6g(果汁100gあたり) |
| すだち | 4.5g(果汁100gあたり) |
| シークァーサー | 6g(果汁100gあたり) |
| ライム | 6g(果汁100gあたり) |
| 梅干し | 0.3g/1粒 |
*1日に摂取すべきクエン酸は約1.5〜2gといわれています。
ビタミンCを多く含む食品
ビタミンCは歯や歯ぐきの健康を維持するために必要な栄養素で、亜鉛の吸収を高める他、免疫力を高める働きなどもあります。
| 食品 | ビタミンC含有量 (100mgあたりmg) |
|---|---|
| アセロラ | 800 |
| 焼き海苔 | 210 |
| 赤ピーマン | 180 |
| 芽キャベツ | 160 |
| ブロッコリー | 150 |
| キウイフルーツ | 140 |
| レモン | 100 |
| カリフラワー | 81 |
| 青ピーマン | 79 |
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動物性タンパク質を多く含む食品
動物性タンパク質は肉や魚、牛乳などの食品から摂ることができ、筋肉や臓器、体の機能を調整するホルモンの材料になる極めて重要な栄養素です。
また動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べて、総カロリーが高く、脂質が多い特徴がある一方で、体内の吸収率が良く、植物性タンパク質だけでは不足しがちなアミノ酸をバランス良く含むため、良質なタンパク質として知られています。
| 食品 | タンパク質含有量 (100gあたりg) |
|---|---|
| ナチュラルチーズ | 44.0 |
| 豚ヒレ肉 | 39.3 |
| 鶏ムネ肉 | 38.8 |
| 牛モモ肉 | 30.0 |
| 紅鮭 | 28.5 |
| さんま | 17.4 |
| ゆでたまご | 16.7 |
| 生たまご | 16.5 |
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