入れ歯が割れた!
入れ歯の修理について
「入れ歯が割れた!」突然な入れ歯の破損は、食事や会話、見た目など日常生活に支障をきたします。
入れ歯は咀嚼あるいは着け外しの仕方、落下等で強い衝撃が加わると、破損することがあります。また長年使用している入れ歯の場合は、経年劣化で脆くなっていることもあります。
当院では、破損した入れ歯の修理、調整を承っており、早期に元の日常生活を取り戻して頂くためのお手伝いをさせて頂いております。
ここでは、入れ歯の修理・費用、注意点について、わかりやすく解説致します。
目次
やってはいけない?!
入れ歯が割れたときの注意点
瞬間接着剤はなるべく使用しない
「入れ歯が割れた…とりあえず、瞬間接着剤で応急処置しようか」と考える方も少なくありません。ところが、割れた入れ歯の断面に瞬間接着剤が残ると、入れ歯の修理がうまくいかないことがあります。
入れ歯の修理をご希望の場合は、なるべく瞬間接着剤をつけずに、早めにお持ち頂けると助かります。
破損した部品を保管
取れた・割れた入れ歯の一部は、修理の時に再利用できることがあります。保管して、来院時にご持参頂きますようお願い致します。
*なお、破損した一部を紛失した場合はそのままで構いません。
入れ歯の修理の費用は?
通院回数や期間は?!
入れ歯の修理の多くは即日修理で、おおよそ1000〜3000円程度(保険適用で3割負担の場合)です。
ただし、入れ歯の破損状況によっては2〜3回の通院が必要になることもございます。
破損状況と修理の目安
入れ歯のピンクの部分・人工の歯が割れた
入れ歯修理の専用の材料を使い、破損部分をつなぎ合わせて修理します。
ただし、以下の場合は入れ歯の破損の再発があり得ます。
- 入れ歯の劣化が激しく、材質が脆い場合
- 入れ歯が合っていない(ガタつく)状態で、入れ歯に無理な力がかかりやすい場合
入れ歯を引っかけている歯が抜けた
抜けてしまった差し歯や被せ物、詰め物に問題なければ、再度戻すこともできます。
金属のバネが破損した
金属部分の破損は即日の修理が難しいことが多く、お預かりしての修理になります。(通院回数2回以上)
入れ歯が破損しやすい場合とは?
入れ歯は無理な力や衝撃が加わると、破損することがあります。
特に入れ歯が破損しやすい例としては、
- 入れ歯の誤った取り外し(入れ歯を噛んで装着している|入れ歯を外す時に持つ場所が良くない)
- 噛む力が強い、歯ぎしり・噛み締めの癖がある
- しばらく入れ歯の調整をしていない
- 保管場所など入れ歯の管理(落としやすい、ペットが噛んでしまうなど)
入れ歯は定期的なメンテナンスをしたり、正しく使用・保管することで、破損を防ぐことができます。入れ歯の取り外し方や洗浄方法などがよくわからない場合は、お気軽にお尋ねください。
まとめ
入れ歯の急な破損や不具合はとても不便なものです。入れ歯が割れたときは早めに受診することで、うまく修理できることがあります。
当院では、いろいろな種類の入れ歯の修理を承っております。急な入れ歯の破損、不具合などお悩みの場合はお気軽にご相談ください。
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