入れ歯の汚れの種類
口の中に装着する入れ歯はたくさんの細菌や汚れがつきやすい特徴があります。実は入れ歯につく汚れには種類や特徴があり、状況に合った洗浄がおすすめです。
ここでは、入れ歯の汚れを3つに分けて解説致します。
- やわらかい汚れ
- 硬い汚れ
- 色素汚れ
やわらかい汚れ
入れ歯に付着する歯垢で、やわらかく白〜黄色のネバネバしたものです。
わずか1gの歯垢には1000億個以上の細菌やカビが生息し、歯肉炎や口内炎、誤嚥性肺炎、口臭を引き起こすことがあります。
硬い汚れ
やわらかい汚れは時間とともにカルシウム成分と反応して硬くなり、歯石のようになります。歯石のような硬い汚れは、酸を主体とした入れ歯洗浄剤が有効とされています。
ただ、硬くなった汚れはブラシでは取れず、無理に取ろうとすると入れ歯が破損することもあります。取れない汚れがある時は、担当医に相談するようにしましょう。
色素汚れ
茶渋や色素の強い飲食品(ワインやコーヒーなど)、タバコのヤニなどが原因の汚れです。アルカリ性の入れ歯洗浄液が有効とされています。
色素汚れも硬い汚れと同様、無理に取ろうとすると入れ歯に傷がついたり、破損することがあるため、担当医に相談しましょう。
(関連記事)