歯茎を助ける歯磨き粉
歯肉炎や歯周病(歯槽膿漏)で歯茎の痩せや下がり、出血、腫れなどが目立つ場合には歯茎の炎症を抑えたり、引き締める働きのある薬用成分を選んでいきましょう。
成分
成分名 | 特徴 |
グリチルリチン酸系
(グリチルリチン酸ジカリウム、β-グリチルレチン酸) |
炎症を抑える作用があり、漢方薬によく使われるカンゾウ(甘草)に含まれています。 |
トラネキサム酸 | 出血を抑えます。 |
ビタミンE(酢酸トコフェロール) | 血行や歯茎の修復を促進します。 |
ε(イータ)-アミノカプロン酸 | 炎症や出血を抑えます。 |
歯茎の状態と選び方
歯茎が腫れやすい
歯茎が腫れやすく不安定な場合には炎症を抑える働きのある「ε(イータ)-アミノカプロン酸」や血行を促して歯茎を丈夫にする「ビタミンE(酢酸トコフェロール)」が配合されているものが良いでしょう。
歯茎の腫れている/出血がある
歯茎に腫れや出血など炎症がある場合には「トラネキサム酸」を含む歯磨き粉が推奨されます。
出血や膿が出る/口臭がある
歯周病がひどい場合には、膿が出るとともに強い口臭を発します。炎症を抑える「トラネキサム酸」のほか、殺菌作用を持つ「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」や「CPC(塩化セチルピリジニウム)」を配合する歯磨き粉やうがい薬(マウスウォッシュ)を併用しましょう。