口が乾くとどうなる?
虫歯や歯周病になりやすい?!
唾液は口の中を潤すだけでなく、細菌の繁殖を抑えたり、歯や粘膜を保護したり、食べ物を飲み込みやすくしたり、味を感じやすくするなどたくさんの働きをしています。
唾液が少なくなると、口の中の健康を守ることができず、いろいろな病気につながります。ここでは、知られていない「口の乾き」が引き起こす病気について、紹介致します。
*当院「大倉山駅前港北歯科クリニック」では、薬剤師免許を有する歯科医師が在籍しております。持病や服用中のお薬のある方の歯の治療のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。
口が乾くと〇〇になりやすい?!
口が乾くと細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭につながります。また「飲み込む」・「味わう」などの日常生活にも影響を及ぼします。
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虫歯、歯周病、口臭、口腔カンジダ症
唾液には免疫グロブリンやラクトフェリン、リゾチームという成分が含まれ、細菌の繁殖や感染防御の働きをしています。
唾液が少なくなると、細菌が繁殖しやすく、虫歯や歯周病、口臭の悪化、口腔カンジダ症を引き起こすことがあります。
舌や歯茎が痛い・ヒリヒリする
唾液にはムチンと呼ばれる成分が含まれ、粘膜を保護する潤滑油やローションのような働きをしています。
唾液が少なくなって口が乾くと、粘膜が保護しにくく、舌や歯茎に痛みや違和感を感じやすくなります。
口内炎
また口の乾きがひどいと、粘膜が荒れて、舌や頬の粘膜に口内炎ができやすくなります。
入れ歯が痛い・合わない
唾液が少ないと、入れ歯と歯茎がこすれて傷つきやすくなったり、外れやすくなることがあります。
味覚障害
味を感じるためには、まず食べ物の味成分が唾液に溶けてから、舌の味覚センサーに届きます。
唾液が少なくなると、食べ物の味成分が溶けにくくなるため、味をわかりにくくなることがあります。
飲みこみにくい(嚥下障害)
唾液は口の中に散らばった食べ物をまとめ、適度な水分を与えて、滑らかに飲み込みやすくしています。
口の中が乾くと、食べ物を円滑に飲み込みにくくなり、さらに口の中の細菌の繁殖によって誤嚥性肺炎を招くこともあります。
まとめ
唾液が少なくなると、虫歯や歯周病、口臭、口内炎、味覚障害など多くの病気・異常につながることがあります。
もし口が乾くなど異変を感じたら、早めの検査や治療がおすすめです。当院では大学病院出身の歯科医師が在籍しておりますので、お気軽にご相談ください。
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