スポーツ用マウスピースの洗浄方法・取り扱い
スポーツマウスピースは口の中に入れて装着するため、清潔に保つことが大切です。また誤った洗浄や保管は変形する原因にもつながります。
ここでは、スポーツマウスピースの正しい洗浄方法や取り扱いについて、ご紹介致します。
目次
マウスピースの洗浄方法(お手入れ)
- 軟かい歯ブラシを使って、流水でスポーツ用マウスピースを洗いましょう。
- ティッシュやガーゼなどで水分を拭き取り、通気性の良い場所や容器で保管をしましょう。
*洗浄の際、マウスガード洗浄スプレーや入れ歯洗浄剤を使うと、より清潔に保てます。
取り扱いや使用時の注意点
熱に弱い
- マウスピースは熱に弱いため、熱いお湯で洗ったり、熱が発生する場所に放置しないようにしましょう。
- 衣類のポケットに入れたまま、洗濯機や乾燥機に入れたり、高温の車内や暖房器具の近くに置かないようにしましょう。
圧力をかけない
スポーツ用マウスピースは特殊なゴムのような材質です。変形防止のために、外からの圧力がかからないように、専用のケースなどに入れて保管しましょう。
歯磨き粉は使用しない
スポーツ用マウスピースは歯磨き粉などを使用して洗うと、細かな傷がつきやすいので、流水で軟かい歯ブラシで優しく洗いましょう。
水分補給は水やお茶がおすすめ
マウスピース着用時は歯が唾液で洗い流されにくいため、スポーツドリンクやジュースなどを着用したまま飲むと、特に歯が溶けやすく、虫歯になりやすいといわれています。
衝撃から歯を守るはずのスポーツ用マウスピースが逆効果にならないよう、スポーツドリンクなどを飲むときはマウスピースを外すようにしましょう。
点検の推奨
スポーツ用マウスピースは使用とともに少しずつ変形します。スポーツマウスピースの劣化や歯・噛み合わせなどの確認のため、半年に1度程度の定期検診が推奨されています(「日本スポーツ歯科医学会」による)。
マウスピースが変形した?と感じたら
作った当初と比べ、マウスピースの調子が悪いと感じたら、マウスピースの変形や劣化が原因かもしれません。合わないマウスピースを使い続けると、ケガの予防を期待できないだけでなく、歯や顎に悪影響を及ぼす可能性もあります。
気になる場合には、お気軽にご相談ください。
例
- マウスピースがゆるい、外れやすい、しゃべりにくい
- マウスピースが臭い
スポーツ用マウスピースの寿命は?
スポーツ用マウスピースは使用とともに、消耗や劣化、変形します。変形の程度は、使用頻度や噛む力、競技内容などによって個人差がありますが、日本スポーツ歯科医学会によると、通常1年に1度くらいでの作り替えを推奨しています。
まとめ
スポーツ用マウスピースを正しく洗浄・保管することは、変形や劣化を防ぐことにつながり、本来のマウスピースの効果を保ちやすくなります。
取り扱い・洗浄方法等でご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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