口内炎 Q&A
目次
- 1 Q. 口内炎の原因は何ですか?
- 2 Q. 口内炎におすすめの薬はありますか?
- 3 Q. 口内炎のパッチと軟膏はどちらが良いですか?
- 4 Q. 口内炎を早く治す方法はありますか?
- 5 Q. 口内炎を早く治すには、ビタミンを摂った方が良いですか?
- 6 Q. 口内炎が治りません。口腔がんでしょうか?
- 7 Q. 口内炎がどこにできやすいですか?
- 8 Q. 舌に口内炎ができています。舌がんでしょうか?
- 9 Q. 口内炎は潰す(つぶす)と早く治りますか?
- 10 Q. 口内炎が白いのですが、おかしいですか?
- 11 Q. 口内炎におすすめの食べ物はありますか?
- 12 Q. 口内炎で避けた方がいい食べ物はありますか?
- 13 Q. 口内炎はなぜ痛いのですか?
- 14 Q. 口内炎がたくさんできるのですが、なぜでしょうか?
- 15 Q. 口内炎が治りません。悪い病気でしょうか?
- 16 Q. 口内炎は何科を受診すれば良いのですか?
Q. 口内炎の原因は何ですか?
A. 口内炎の原因は以下のように、様々のものが挙げられます。また原因が併発することもあります。
- 栄養バランスの乱れ
- ストレスや疲労、睡眠不足
- 免疫力の低下
- 虫歯や歯周病
- 合っていない詰め物や被せ物、入れ歯
- ウイルスや細菌、カビの感染
- アレルギー
- タバコ
- 抗がん剤や頭頸部がんに対する放射線治療
Q. 口内炎におすすめの薬はありますか?
A. 口内炎の治療薬は原因や発生場所によって、使い分けることが大切です。
特に市販の軟膏は、ウイルスや細菌、カビによる口内炎を悪化させることもあります。口内炎の薬を使う場合は、担当医と相談するのが安全です。
Q. 口内炎のパッチと軟膏はどちらが良いですか?
A. パッチ(貼り薬)は直接口内炎を保護でき、小さな口内炎に向いています。また軟膏は大きな口内炎にも使用することができる利点があります。口内炎の大きさや場所によって、使い分けるのが良いでしょう。
なお、パッチや軟膏は見えない場所などには使いにくく、うがい薬や飲み薬、トローチが効果的なこともあります。
Q. 口内炎を早く治す方法はありますか?
A. 口内炎を早く治すには、次のことがおすすめです。
- 十分な休養や睡眠をとる。
- ビタミンB群,Cや亜鉛、鉄などの栄養素をバランスよく摂る。
- 口の中を清潔に保つ。
- 口の乾燥を防ぐ。(唾液の分泌を促す。)
- 刺激物(熱い・辛い・硬いものなど)を避ける。
Q. 口内炎を早く治すには、ビタミンを摂った方が良いですか?
A. 口の中の粘膜の健康には、特にビタミンB群が大きく関わっています。
ビタミンB2は粘膜の新陳代謝などに関係し、ビタミンB6、B1は免疫機能などに影響しています。その他、健康な粘膜をつくるビタミンCや傷を治すのに役立つ亜鉛なども大切な栄養素です。
疲労やストレスなどがたまると、ビタミンB群が余分に消費されるため、口内炎を発症する一因と考えられています。
Q. 口内炎が治りません。口腔がんでしょうか?
A. 口内炎は2〜3週間以内で治ることが多いですが、健康状態や口の中の状況によっては長引くこともあります。
ただし、なかなか治らない場合には別の病気の場合もあるため、担当医と相談する方が良いでしょう。
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Q. 口内炎がどこにできやすいですか?
A. 口内炎は舌や唇、頬の内側、歯茎、上顎の天井などに発生しやすいです。また口内炎の原因・種類によっても、発生しやすい場所は異なります。
Q. 舌に口内炎ができています。舌がんでしょうか?
A. 口内炎は舌の付け根・側面・裏・下にできることがあります。舌にできた口内炎が舌がんというわけではありませんが、しこりや出血を伴ったり、なかなか治らない場合には早めに担当医に相談した方が良いでしょう。
Q. 口内炎は潰す(つぶす)と早く治りますか?
A. 口内炎を潰すと、傷から細菌が侵入し、悪化することもありますので、避けた方が良いでしょう。
Q. 口内炎が白いのですが、おかしいですか?
A. 口内炎は種類によって、色が異なります。一般的な口内炎は「アフタ性口内炎」という種類で、白い口内炎は珍しくありません。
一方で、粘膜が白くなる病気には口腔カンジダ症(カビの一種)や白板症(がん化する可能性がある)、ニコチン性口内炎(喫煙者にみられる)、口腔がんなどが挙げられます。
Q. 口内炎におすすめの食べ物はありますか?
A. ビタミンB群を含む食べ物は積極的に摂った方が良いでしょう。
例えば、ビタミンB2はレバーや納豆、卵、のり等、ビタミンB6はマグロやカツオ、にんにく等に多く含まれます。
Q. 口内炎で避けた方がいい食べ物はありますか?
A. 口内炎のときは傷の刺激になる食べ物(熱い・辛い・硬いなど)は避けるのがおすすめです。またアルコールや糖分、脂質の多い食べ物はビタミンB群を余分に消費するため、口内炎のときは控えた方が良いでしょう。
Q. 口内炎はなぜ痛いのですか?
A. 多くの場合、粘膜の皮がめくれてただれて、刺激を受けやすい状態になるため、痛みを感じやすくなります。
また口内炎は食事や会話に関わる口の粘膜にできるため、食べ物やしゃべる時の動きなどの日常生活の行動の刺激を受けやすい場所であることも痛みの原因につながります。
Q. 口内炎がたくさんできるのですが、なぜでしょうか?
A. 口内炎が「たくさんできる」、「あちこちによくできる」場合、咬み合わせやドライマウス(口の乾燥)、歯や歯茎の病気、体の不調、栄養の不足、別の病気の一症状の可能性などがあります。
頻繁に繰り返すときには歯科医院などの病院で検査をしてもらうと良いでしょう。
Q. 口内炎が治りません。悪い病気でしょうか?
A. なかなか治らない口内炎の場合には原因を調べたり、別の病気を疑う必要もあります。
ほとんどの病気は、悪化する前に早期に治療することが望ましいため、治らない場合には歯科医院や病院で検査・相談をすることをおすすめ致します。
Q. 口内炎は何科を受診すれば良いのですか?
A. 原因にもよりますが、主に歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、内科などで診察しています。
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