歯並びがガタガタになった?悪くなった?
歯並びを悪くなるのはなぜ?

「歯並びがガタガタになった」、「大人になって前歯がねじれてきた」など歯並びが悪くなったと感じる人もいるのではないでしょうか。

歯並びは変わることがあり、生まれつきの問題だけでなく、生活習慣や癖(くせ)による影響も受けます。

前歯が捻れてきた

歯並びが悪くなる原因

  • 虫歯や歯周病が進行している
  • 親知らずがある
  • 歯を抜いた後、放置してしまった
  • 歯ぎしりや噛みしめ、食いしばりなどで歯がすり減っている
  • 口呼吸をしている、お口がぽかんと開いている
  • 頬杖をつく
  • 指しゃぶりや爪を噛む癖がある
  • 片側だけでよく噛む
  • うつ伏せや横向きで寝る習慣がある
  • 舌で歯を押す癖がある
  • 加齢

歯並びが悪くなる原因

歯並びの変化で起きる問題

  • 食べ物を噛みにくい
  • 口を閉じにくい
  • しゃべりにくい
  • 歯や顎に負担がかかることがある
  • 見た目が悪くなる

特に前歯が出てくると口が閉じにくくなり、口が乾燥するため、口の中の細菌が繁殖しやすくなります。細菌の繁殖は虫歯や歯周病、口臭などにもつながります。

治療方法

矯正治療や原因の改善

歯並びを治すには主に矯正治療が必要になります。また併せて、虫歯や歯周病、歯並びが悪くなる癖や習慣を改善していくことが大切です。

矯正治療は気になっている部分を治す部分矯正もあるため、歯医者さんと相談していくことがおすすめです。

矯正治療以外の治療

矯正治療以外の方法として、被せ物の治療「補綴(ほてつ)治療」があります。矯正治療より短期間で見た目を治すことができるという利点(メリット)がありますが、歯を削らなくてはいけないという欠点(デメリット)もあります。

自分で治す方法は?

出っ歯を治す方法や中心のずれを治す方法として「自分で治す」、「自力で押す」、「割り箸を使う」方法が挙げられていることがありますが、歯医者さん(歯科医院)で行う矯正治療のような効果や安全性はありません。逆に、歯を痛めたり、歯並びが悪化する可能性もあるので、歯医者さんに相談する方が良いでしょう。

予防方法

歯並びの変化を防ぐためには、歯並びが悪くなる原因を改善することが大切です。

子供の場合

指しゃぶりや爪を噛む、舌を前に出す、口が開いている癖や習慣があれば、顎の発達や歯並びが歪む原因となるため、改善が必要です。

指しゃぶりをしている子供

大人の場合

歯並びが悪くならないようにするためには、歯並びの悪化につながる病気の有無、予防について歯医者さんに相談してみましょう。

虫歯や歯周病の治療・予防

虫歯の画像

虫歯や歯周病は症状がなく、進行することも珍しくありません。虫歯や歯周病放置すると、歯並びが悪くなる原因になります。また虫歯と歯周病は歯を失う原因の約66%(歯周病=37%、虫歯=29%)を占めているため、定期健診による予防が大切です。

歯を抜いた後に放置しない

歯を抜いたまま放置してしまった様子の画像

抜歯後に放置していると、歯が移動して歯並びが悪くなることがあります。また残っている歯に過度な負担がかかり、歯の寿命に悪影響を与える場合もあります。

歯を抜いた場所に歯を補填する方法には入れ歯やブリッジ、インプラントがあります。各特徴があるので、歯医者さんに相談して自分に合った方法を選ぶことが大事です。

マウスピースで歯のすり減りを防ぐ

歯のすり減り、摩耗の画像

歯は大人になるにつれ、すり減っていきます。特に歯ぎしりや噛みしめ、食いしばりがある場合には歯の形が変わり、歯並びや噛み合わせが変わることがあります。

歯のすり減りを防ぐにはマウスピースを装着して歯を守る方法があります。

歯ぎしりの原因や対策

まとめ

歯科衛生士さんの画像

歯並びは普段の生活や習慣、癖、加齢によって変化していきます。原因によっては、対策を取ることで歯並びの変化を防ぎやすくなります。

「歯並びがガタガタになってきた」と感じたら、気づかない原因が隠れているかもしれません。歯並びについて、ご不明な点等ございましたら、お気軽にご相談ください。

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