親知らずの抜歯

抜歯後の痛みや腫れ

期間

親知らずの抜歯後の痛みや腫れは通常、抜歯後2〜3日目が最大となります。その後、日数とともに痛みや腫れは少なくなっていく傾向にあります。

*親知らずの生え方や形、持病の有無、痛みの感じ方などによっても個人差があります。

親知らずの生え方や形

親知らずの生え方や形などは、抜歯後の傷口の大きさ(痛みや腫れ)に関係します。

まっすぐ生えている/小さい親知らずの抜歯の場合には傷が治りやすい傾向にあります。

一方で、親知らずが斜めに生えている/深く埋まっている、根っこの形が複雑な場合には傷口がやや大きくなる傾向にあり、痛みや腫れが長引くこともあります。

持病や服用中のお薬など

傷の回復には次の点も影響します。

  • 高齢
  • 持病(糖尿病や腎不全、貧血など)をお抱えの方
  • ステロイド剤や抗がん剤などをお使いの方

抜歯後の穴が塞がるまではどのくらい?

一般的には4日目ごろに歯茎のお肉がつくられ始め、7〜10日目ごろに抜歯後の穴が歯茎のお肉でおおむね覆われます。

穴が塞がると歯茎は平らではなく陥没した状態になり、中で骨がつくられます(約2~3ヶ月)。そのため、歯茎が平らになるには数ヶ月かかります。

*ただし、親知らずの大きさや生え方によっても大きく異なるため、大まかな目安としてお考えください。

抜歯の流れ

治療内容

  1. カウンセリング、検査(レントゲン撮影など)
  2. 抜歯
  3. 消毒
  4. 抜糸

カウンセリング、検査(レントゲン撮影など)

親知らずの生え方や向き、隣の歯や神経との距離などを知るために、一般的にはレントゲンをご協力いただきます。

抜歯

親知らずの生え方によって、抜歯治療の時間(数分〜40分程度)、縫う必要の有無などが異なります。

消毒

抜歯後の消毒は抜歯後の感染防止および傷口の状況確認を致します。

抜糸

抜歯時に縫う場合、抜歯後約1週間で抜糸をします。

*親知らずの生え方や傷口の大きさ、持病、服用中のお薬などによって治療回数などは多少異なります。

親知らずの抜歯の方法

 

親知らずの抜歯の時間

数分〜40分程度ですが、親知らずの生え方や根の形によって大きく異なります。

  • 生え方(埋まっている、斜めに生えている)
  • 骨と癒着(くっついている)
  • 根っこの形(曲がっている)

親知らずの抜歯の費用

当院では親知らずの抜歯を保険適用で行っております。

  • 埋まっていない親知らずの抜歯(約2000円)
  • 埋まっている親知らずの抜歯(約4000円)
  • レントゲン撮影(約1400円)
  • 抜糸、消毒(約数百円)

*これらの値段は保険適用(3割負担)時の大まかな目安としてお考えください。負担割合や親知らずの大きさ・生え方、抜歯後の傷の大きさによって治療費用(金額)は多少変化することがあります。

抜歯の後遺症や留意点

親知らずを抜歯した後に起こり得る後遺症や偶発症には次のようなものがあります。

  • 出血
  • 神経の麻痺
  • あざ(内出血)
  • ドライソケット
  • 傷口の感染

傷口の感染

親知らずの抜歯後に感染を起こす(化膿する)割合は0.3〜5%程度と報告されています。ただし、次の場合には抜歯後の感染率が増加することがあります。

  • 親知らずの生え方(埋まっている、横向き・斜めに生えている)や根っこの形(曲がっている)
  • 加齢による歯と骨の癒着
  • 持病や服用中のお薬、年齢、ストレス、栄養不足などによる免疫力低下

ドライソケット

ドライソケット


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