あいうべ体操

あいうべ体操は「あ」、「い」、「う」、「べ」と大きく口や舌を動かし、舌やくちの筋肉を鍛える体操で、福岡県の内科医の先生によって2005年頃に考案されました。

目的

口や舌は「話す」、「飲み込む」、「呼吸する」など多くの役割を果たしています。

「あいうべ体操」では口周りや舌の筋肉を鍛えて、口の乾燥を防いだり、飲み込みの機能の維持・向上させる効果が期待されています。

期待できる効果

口呼吸から鼻呼吸へ

口の周りや舌の筋力がつくと、口を自然に閉じやすくなります。

口呼吸によって口が乾燥すると、口の中の雑菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病、口内炎の悪化、口臭の原因になることもあります。

ドライマウス(口の乾燥)

口臭

方法

最初は鏡を見ながら、口の動きを確認しながらおこなうと、より効果的です。

1. 「あ」と口を大きく開けます。

のどの奥がしっかり見えるように、おくちを大きく開けましょう。

 

 

口の周囲や舌の奥の筋肉を鍛えることができます。

2. 「い」と口を横に大きく開けます。

口角が横にしっかり広がるように開き、首の筋肉が動くことを確認します。

 

 

口の周りから首筋の筋肉が鍛えられます。

3. 「う」と口を大きく突き出します。

唇をしっかりとすぼめて、前に突き出します。

 

 

 

口を閉じるときに必要な筋肉を鍛えられます。

4. 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばします。

下あごを舐めるくらいに大きく舌を出します。

 

 

 

舌の筋肉を鍛えられます。


この1〜4を食後や入浴時に、10回×3セットを毎日地道に継続していくことが勧められています。

顎関節症などであごに痛みを感じる場合には、あごへの負担をかけないようにするために、「いー」、「うー」のみを繰り返すやり方でも構いません。

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