抜歯後や口内炎がつらい…
知っておきたい!おすすめの食べ物・栄養素
抜歯後や口内炎で痛いときは、十分な食事が摂りにくくなります。しかし、栄養が不足すれば、傷の回復が遅れたり、悪化する場合もあります。また、痛くて食事が摂れない状態が続くと、全身の体力や免疫力の低下にもつながります。
ここでは、粘膜の傷の回復に役立つ食べ物について、わかりやすくご紹介致します。
目次
粘膜の健康に必要な栄養素
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC
ビタミンAやビタミンB群、ビタミンCには粘膜を丈夫で健康なものにする働きや免疫力を高めてくれる働きがあります。
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亜鉛
亜鉛には傷の治りを助けたり、免疫力を高めてくれる働きがあります。またビタミンAを粘膜に留めてくれる効果があり、粘膜に傷があるときは、積極的に摂りたい栄養素です。
傷口の刺激になる食べ物・生活習慣
熱いものや辛いもの、硬いものは粘膜を刺激し、傷の治りを妨げたり、新たな口内炎の発生につながることがあります。
またタバコやお酒、糖分の多い食事を摂り過ぎると、粘膜の治癒に影響を与えるため、注意が必要です。
料理の工夫
抜歯後の傷や口内炎があるときは調理を工夫すると、患部への刺激を減らし、栄養を摂りやすくなります。
とろみをつける、煮込む
煮込んで柔らかくしたものや口当たりの良いように、とろみをつけることで患部への刺激を少なくすることができます。
またバターや植物油、マヨネーズ、オリーブオイル、ヨーグルトなどを食事で活用すると、食べものを脂肪分で包んでくれるため、滑りが良く食べやすくなります。
水分の多いもの
パサパサした水分の少ないものは粘膜を傷つけやすいため、水分が多く含み、柔らかく、まとまりの良いものなどが良いでしょう。
種類 | 例 |
---|---|
主食 | おかゆ、牛乳に浸したパン |
野菜 | 煮込んだもの、スープ |
肉 | 肉団子やハンバーグ |
魚 | 煮魚 |
まとめ
抜歯後や口内炎があると、痛くて食事が摂りにくいものです。ただ、栄養素に注目しながら、工夫して食事を摂ることで、傷の回復を助けることができます。
当院では管理栄養士、大学病院出身の歯科医師が在籍しており、口内炎や抜歯後の栄養指導を承っております。なかなか治らない/よくできる口内炎や粘膜の傷などでお困りな場合はお気軽にご相談ください。
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