がんの原因って何?!
がんの原因はタバコ?遺伝?…様々ですが、何が多いかご存知でしょうか。実は、がんの3大原因は感染、タバコ、お酒。
今回は、3大発がん原因についてのお話です。
感染とがん
日本を含むアジア諸国では、感染を原因とするがんが多く、がんの原因のトップ(約17%)といわれています。
がんと関連する感染症としては、
- 子宮頸がんの原因の9割以上を占める【ヒトパピローマウイルス】の感染
- 胃がんの原因の9割を占める【ピロリ菌】の感染
- 肝臓がんの原因の7割を占める【肝炎ウイルス】の感染
- 白血病の原因の一部を占める【成人T細胞白血病】の感染
特に、ヒトパピローマウイルス(HPV)は口腔がんとの関連が指摘されています。HPVがお口に感染すると、口腔がんのリスクが約4.7倍に増加するという報告もあります。
タバコ
タバコはかつて、がんの原因のトップでしたが、現在は国内の喫煙率も急減し、発がん原因の第2位(約15%)となっています。
*紙巻タバコのほか、加熱式タバコ、シーシャにも発がん性物質は含まれます。
お酒
飲酒は感染、タバコに次ぐ発がん原因の第3位(約6%)といわれています。
昔は「酒は百薬の長」といわれ、少量のお酒は体に良いといわれていましたが、現在は少量の飲酒でもがんのリスクを高めるという報告が増えています。
まとめ
がんの原因は様々ですが、生活習慣の改善など予防できるものもあることを覚えておくと良いでしょう。
当院では検査器を使った口腔がん検診なども行っております。舌や口の粘膜の異変を感じる場合は、お気軽にご相談ください。
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